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お知らせ

「標準必須特許(SEP)の最新動向と今後への展望」(2021年3月15日開催)CIAJ 標準化推進委員会

2021年3月18日

講師:

二又 俊文 氏
東京大学未来ビジョン研究センター(シニアリサーチャー)

開催日時: 2021年3月15日(月) 15:00~16:30
演題: 「標準必須特許(SEP)の最新動向と今後への展望 〜標準・知財・競争法のInterplay(交錯)~ 」
開催場所: オンラインセミナー

講演概要

2020年は長い一年でした。その間SEPについてグローバルには大変多くの出来事がありました。ドイツ最高裁判所Sisvel v. Haier、英国最高裁判所Unwired v. Huawei、あるいは米国司法省がSEPの差止命令の制限を見直しする動きなどありました。さらにコネクテッドカー 訴訟ではドイツのノキア v. ダイムラーで差止命令が続くなか、結局欧州司法裁判所(CJEU)に付託されました。 中国でもSEP関連訴訟は続き、中国の裁判所は、英国、ドイツ、インドの訴訟に対して国を超えた差止命令停止命令(Anti-Suit Injunction)を発出し、国際管轄権が新たな火種になっています。 日本はSEPについては「かやの外」のようになっていますが、いよいよどう進むべきか自ら決める時期が来たようです。SEPは標準、知財、競争法の交錯するところにあり、そのいずれもよく見渡せる位置にあります。
講演では最新のグローバルSEP関連動向を整理したあと、私達としてSEPについて どう向き合うべきなのかをご一緒に考えます 。