イメージ

> CIAJについて > 会長メッセージ

CIAJについて

会長メッセージ

会長会長
古田英範

新型コロナウィルス感染症のパンデミックは、世界経済や社会に大きな影響を与えています。お亡くなりになられた方々のご冥福をお祈り申し上げますとともに、罹患された皆さまに心よりお見舞い申し上げます。

現在、新型コロナウィルス感染症への対応という難局に直面していますが、わが国では、生産年齢人口の減少や高齢世帯の増加などの人口構成の急速な変化、また異常気象による災害の急増、社会インフラ・公共施設の老朽化など、世界の中でも先行して多くの社会課題に直面しており、テクノロジーやイノベーションによってこれらの課題解決に取り組み、リーダーシップを発揮して世界に貢献していくことが求められています。

当協会が所属するICT分野においては、5G・AI・ビッグデータなどに代表される新たな価値創造を可能とする技術が急速に進歩するとともに、DX(デジタルトランスフォーメーション)の進展でビジネスや社会も変革していきます。価値創造の基盤として大きく期待をされている5Gは、2020年3月に通信事業者による本格的なサービスが開始され、また、閉空間や限定地域で使用されるローカル5Gの免許も自治体や企業等に順次交付されております。5Gはこれまでの移動通信システムと異なり、高速大容量(high speed and large capacity)、低遅延(low latency)、多数同時接続(mass session)などの機能を有するほか、ネットワークスライシングやエッジコンピューティングの活用や、AIとの連携などにより、ネットワークの柔軟性や価値創造能力が飛躍的に高まることが期待されています。また、5Gの次世代であるBeyond5Gに向けた検討もすでに始まっています。
 情報通信ネットワークは、新型コロナウィルス感染症と向き合う中において、感染症の拡がりを抑えつつ経済活動を維持するためにも、極めて重要な役割を果たしています。テレワーク、ビデオ会議の普及に加えて、遠隔授業やオンライン診療、電子決裁を含む業務のペーパーレス化や行政分野のデジタル化等々、今後も様々な技術やサービスの導入拡大が見込まれ、社会の変革が加速されつつあります。ポスト・コロナと言われる時代においても、生産性の向上、多様な労働力の活用を推進し、レジリエンスの高い社会基盤として確立されていくものと思われます。
 産業界では、お互いのデータや知見などを共有して産業間での価値共創を目指す取り組みが加速しており、これらを支える情報通信ネットワークは、幅広い産業分野で、重要なプラットフォームやインフラとして期待されています。
 Society5.0の実現に向けて期待される多くのソリューションは情報通信ネットワーク抜きには構成しえないと言っても過言ではなく、情報通信ネットワークに関わる企業の団体であるCIAJの活動は益々重要になってまいります。

このような状況下におきまして、CIAJは、異なる産業間の融合が加速し、大きな価値を創出していくために、他団体とも連携し、産業間をつなぐ機能を強化し、各企業がより活発に活躍できる環境を整備する努力を続けてまいります。

我が国の基幹産業であるICT産業が、日本経済の再生や社会変革の牽引役となり、ICT産業の持続的な成長と、社会生活の安全性や利便性の向上にしっかりと貢献できるよう皆さまと共に活動してまいりたいと思います。

以上