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お知らせ

「2018年度 モバイル通信端末の利用実態調査」 ~スマートフォン利用者が60代までの全世代で9割超 格安通信契約数も着実に増加~

2018年8月1日

 CIAJは、この度「2018年度 モバイル通信端末の利用実態調査」を実施し、報告書としてとりまとめました。

本年度の調査では、スマートフォンを主として使う人が昨年よりさらに増加し、特に50代、60代の利用者が大きく増加した結果、スマートフォン利用者が全ての年代で9割を超えました。また、 MNOのサブブランドとMVNOを合わせた格安通信事業者は引き続き契約数を増やし、契約者においては料金等に関する満足度も高いことがわかります。

(1) 調査概要

本調査は、1998年に「携帯電話とPHSの利用実態調査」として開始して以来、毎年4月に定点調査を実施しており、年間で最も販売の多い3月商戦の結果を反映するものとしています。
調査対象は、関東、関西在住のモバイル通信端末利用者1,200人(19歳以下男女各100人、20-29歳男女各100人、30-39歳男女各100人、40-49歳男女各100人、50-59歳男女各100人、60-69歳男女各100人)です。なお調査は郵送によりアンケート票を対象者に送り後日に回収する方法(留置調査法)で実施しました。本年の調査結果の特徴的な点は以下のとおりです。

(2) 利用端末の動向

<所有端末の種類>

  • 調査対象者1,200人が所有している端末は全部で1,750台であり、所有端末の種類は下表のとおりとなっています。
  • 1台目として利用する端末をスマートフォンと回答した人が1,146人(95.5%)、フィーチャーフォンは47人(3.9%)となっています。
<調査対象者の所有端末の種類>
所有端末の種類 所有台数(複数回答)
単位:台
1台目として利用
単位:人
スマートフォン 1,171(97.6%) 1,146(95.5%)
フィーチャーフォン 62(5.2%) 47(3.9%)
タブレット(回線あり) 377(31.4%) 1(0.1%)
タブレット(Wi-Fiのみ) 73(6.1%) 3(0.3%)
モバイルWi-Fiルータ 66(5.5%) 0(0.0%)
その他(PHS) 1(0.1%) 1(0.1%)
無回答 2(0.2%)
合計 1,750(145.8%) 1,200(100.0%)

<スマートフォン利用者がさらに増加>

  • スマートフォン利用者の増加が継続し、2018年度は前年度より4.9ポイント増加しました。
  • 年代別では、50代、60代の利用者が大きく増加した結果、全ての年代でスマートフォン利用者が9割を超えました。

<スマートフォン利用者の推移>

<2台目の端末はタブレットが多い>

  • 複数台の端末を利用すると回答した人は44.0%で、前年度38.7%から増加しました。
  • 2台目に利用される端末はタブレット(回線あり)が78.7%(376台)、タブレット(Wi-Fiのみ)が14.2%(68台)、合わせて92.9%と多くを占めました。
    <利用の有無>
    複数(2台以上)利用している
    44.0%
    1台のみ利用
    56.0%
    (n=1,121)

    <2台目端末の種類>

<フィーチャーフォン利用者はさらに減少>

  • フィーチャーフォン利用者は、前年より5.3ポイント減少し、わずか3.9%になりました。
  • 50代、60代では、フィーチャーフォン利用者の減少とスマートフォン利用者の増加が、ほぼ等しい数字でした。

<フィーチャーフォン利用者の推移>

(3) 格安通信事業者の利用動向

<格安通信事業者の利用が着実に増加>

  • MNO のサブブランド( Y! mobile、UQ mobile) と MVNO を合わせた格安通信事業者を利用している人は22.9 %となり、前年度の 19.6 % から着実な増加が見られました。

<格安通信事業者の利用(単位:%)>

<格安通信事業者の満足度は高い>

  • 格安通信事業者を利用している人(n=263)の98%以上が、音声通話料金、データ通信料金、開通までの時間、契約の内容・仕方について満足と回答し、その他の項目を含めて高い満足度となっています。

<契約に関しての満足度>

(4) 端末の買替え

<現在利用している端末の買替え意向は一定の範囲で推移>

  • 現在利用している端末の買替え意向を持っている人は65.7%になり、前年より7.8ポイント増加しました。2011年度以降の買替え意向は、7割を中心にプラスマイナス1割程度の範囲で推移しています。

<現在利用している端末の買替え意向>

<端末の買替え期間は前年並み>

  • 現在利用している端末の前機種の利用期間の平均は31.2ヵ月と前年並みでした。最も多かった回答は2年でした。

<買替え期間実績>

(5) 端末の購入重視点

<購入時に重視する点は「価格」>

  • 利用者が重視する点は、「月々の支払価格」、「端末の購入価格」、「防水」、「メーカー・ブランド」、「高速通信対応」、「サイズ(手に持った時のフィット感)」、「バッテリーの持ち時間が長い」、「通信事業者」の順で以下の項目が続きます。

<購入重視点(n=1,200)>

(6) 端末の各機能・サービスの利用

<各機能・サービスの利用状況の変化は様々>

  • 当実態調査においては、モバイル通信端末の様々な機能やサービスの利用状況に関して調査を実施しています。機能毎の利用率を下表に示します。
  • 各機能やサービスの利用状況の変化は様々であり、調査項目の見直しを行って、サービスの利用実態を一層明らかにすることに努めました。今後機能やサービスを検討する中で活用頂くことを期待しております。

<機能毎の利用率>
※(注)3%以内は。3%以内は、それ以上は、-は前年度未調査。


なお、本報告書は日本語版のみです。冊子版1部¥69,000(税別)、同内容のPDFファイル及びExcel集計データが収録されたCD-R付冊子版を¥79,000(税別)にて販売いたします(8月1日発刊予定)。(部数限定)
ご希望の方は株式会社シード・プランニング 担当 杉本(TEL:03-3835-9211)までご連絡ください。

本リリース内容に関する問い合わせ先

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TEL:03-5403-9358 Fax:03-5403-9360

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モバイル通信端末の利用実態調査(旧版)の販売について

CIAJ移動通信委員会では1998年より毎年、「利用実態調査」の報告書を発刊し、株式会社シード・プランニング社様を通じて最新版のみ販売してまいりましたが、2015年度より10年前からの旧版を本文のPDFファイルのCD-Rで販売しております。(冊子での販売はしておりません。また、入力データ集計表等のデータも含まれません。)

2008年度~2017年度の利用実態調査報告書がご入用の場合は、メールにて下記事項を記入の上、下記に示す連絡先までご連絡下さい。

[必要事項]
  • 必要な利用実態調査の年度とその必要部数
  • 貴社名、所属名、お名前
  • ご発送先住所、電話番号、FAX番号、メールアドレス
[連絡先]
  • (一社)情報通信ネットワーク産業協会 ICT基盤部 多賀谷
  • メールアドレス:y-tagaya@ciaj.or.jp
  • 電話:03-5403-9358
  • FAX:03-5403-9360
[金額]
  • 1年度当たり1部10,000円(税別、送料別)
[お支払方法]
  • 報告書のCD-Rと共に請求書をお送りしますので、代金は請求書記載の口座に指定期日までにお振込み下さい。