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お知らせ

第5回定時社員総会終結後:ご挨拶

2014年5月27日

第5回定時社員総会終結後における 奥田前会長退任挨拶

本日開催されました定時社員総会で、2013年度事業報告、2014年度事業計画を承認いただきました。また、先ほどの理事会において、新会長の選任も終わり、CIAJは新しい体制のもとで、活動が始まることになります。
この1年間、会長としてCIAJを無事運営できましたことは、ひとえに会員の皆様のご支援、ご協力の賜物と感謝申し上げます。

2013年を振り返えりますと、我が国の経済は三本の矢であらわされる政府経済財政政策が具体的に動き始め、加えて、東京オリンピック・パラリンピックの東京招致成功など、将来に向けて明るい兆しが見えてきた年であったと思っております。
そのような中で、先ほどの事業報告の中でも説明しましたように、この1年間、CIAJでは、「事業環境変化に対する政策提言の強化」、「業界を取り巻く諸課題への取組み」、「団体活動基盤の改善への取組み」の3つを、重点事業として、活動してまいりました。

「政策提言の強化」では、新藤総務大臣に直接お会いし、ICT産業の国際競争力強化実現ためにも、ICT利活用による新産業の創出と推進を、要望いたしました。
その他、関係省庁の委員会や意見交換の場においても、業界団体としての意見の発表や提言を進め、ICT産業の活性化に向けた取組みを積極的に進めてまいりました。
また、地球環境問題やICTグリーン化への対応、安全・安心・信頼性の向上に対する取り組み強化等、業界を取り巻く諸課題についても一定の成果があったと思っております。

これらの活動成果は、ひとえに、会員各社のみなさま、そして、それぞれの社の代表として活動いただきました委員の皆様のご協力、ご尽力の賜物であり、厚く御礼申し上げます。こうした活動の積み重ねによって、これからもCIAJが発展していくものと確信しております。

一方、ICT産業を取り巻く環境の変化は激しく、グローバルでの厳しい戦いにさらされております。クラウドコンピューティング、スマートフォンやタ ブレット端末の普及が進み、次世代の通信であるIMT-Advancedへの期待も高まっております。また、エネルギー関連でのICTの新たな技術とサー ビスも急速に進化しております。
このような状況のもと、我が国のICT産業を活性化させることによって、業界の発展、国民生活の向上、社会的課題の解決につながり、そして、我が国の経済の発展につながっていくものと信じております。

佐々木新会長には、我が国のICT産業の発展と国際競争力強化に向けて、CIAJをお導きいただきますよう、お願いいたします。

最後になりますが、本日をもって退任される理事の方には、これまでのご支援に心から御礼申し上げますと共に、この1年の、会員の皆様方、事務局の皆様方に大きなご支援、ご協力をいただきましたことに、厚く御礼申し上げます。
以上、簡単ではございますが、退任の挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。

第5回定時社員総会終結後における 佐々木新会長就任挨拶

先ほど開催されました第33回理事会におきまして、一般社団法人 情報通信ネットワーク産業協会会長に選任されました東芝の佐々木でございます。
奥田前会長の後を受け、微力ではございますが、CIAJ会長としての責務を果たして参りますので、皆様のご支援とご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
また、前任の奥田様におかれましては、大変ご多忙の中、この1年間、業界の抱える諸課題の解決に対し、多大なご尽力を賜り、誠に有り難うございました。
CIAJ会員を代表し、深く感謝申し上げます。

CIAJ会長就任にあたりまして、一言ご挨拶させていただきます。
先ほど奥田様が触れられましたように、2013年は、政府経済財政政策が具体的に動き始め、経済成長に向けて明るい兆しがみえてきた年となりました。
ICT産業には、安全・安価・高速なネットワークやM2M、クラウドコンピューティングなどの技術を活用し、社会的課題の解決に向けたサービスや製品、イ ンフラをシステムとして開発、構築することが期待されております。そして、我が国が直面する課題である、長期的な少子高齢化と労働人口の減少や、防災対策 や社会インフラ老朽化対策などに、ICTを活用して必ずや対応できるものと確信しております。また、これらのサービスやシステムの海外展開を図ることなど によって、グローバルな観点でイニシアティブを発揮する事も必要と考えます。

私どもが身を置きますICT産業では、CIAJの通信機器中期需要予測によりますと、2013年度の国内の通信機器市場は、1年前の予測値マイナス 1.3%から反転してプラス見込みとなり、市場は上向きの状況となっております。また、昨年9月の、オリンピック・パラリンピックの東京開催の決定は、 2020年に向けた明るい話題となりました。
このような認識のなか、先ほどの総会で、「事業環境変化に対する政策提言の強化」、「情報通信業界を取り巻く諸課題への取組み」、加えて「団体活動基盤強化への取組み」の3つの重点事業に、引き続き取り組むことが承認されました。
3つの重点事業に着実に取り組み、政府や関係団体との連携を強化し、ICT産業の発展と国際競争力の強化に取り組み、我が国の経済・社会の発展に貢献し、産業振興と国民の生活向上に貢献すべく、会員の皆様のご支援・ご協力のもと、一丸となって努力して参る所存です。

これからの1年、会長と致しまして精一杯業界発展のために務めてまいりますので、皆様方の一層のご指導・ご鞭撻を心よりお願い申し上げます。
以上、簡単ではございますが、CIAJ会長就任にあたっての挨拶とさせていただきます。今後ともよろしくお願い申しあげます。有り難うございました。