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お知らせ

CIAJ 2013年西日本地区新春懇談会 開催される

2013年1月25日

1月18日(金)、ヒルトン大阪「桜の間」において、一般社団法人 情報通信ネットワーク産業協会(CIAJ)西日本地区新春懇談会が開催されました。

約270名の来賓ならびに会員の方々にご出席いただき、下村CIAJ会長の挨拶の後、NTT西日本 村尾社長よりご挨拶を賜り、大木 CIAJ専務理事による乾杯の発声後懇談に入りました。

下村会長の挨拶を下記に掲載いたします。

[一般社団法人 情報通信ネットワーク産業協会 下村会長挨拶]

皆様方に謹んで新春のお慶びを申し上げます。
2013年の年頭にあたりまして、一言ご挨拶を申し上げます。
本日は、大変お忙しい中、このように大勢の方々にご参席賜りまして、誠にありがとうございます。

昨年の日本経済は、東日本大震災からの復興事業を強力に推し進めましたが、円の高止まりや、欧州経済危機、近隣諸国との政治的緊張などの影響を受 け、先行きの見通せない不透明な環境の中にありました。情報通信関連産業では、情報家電や半導体に象徴されるように、グローバル競争が一段と厳しいものに なってきました。
一方、夏のロンドンオリンピックでは、水泳、バレー、そしてサッカーなど、「チームジャパン」の活躍や、京都大学・山中教授のノーベル医学生理学賞受賞など、明るい話題も沢山ございました。

さて、ご承知のとおり、ICT産業は、技術の進歩により、国民生活全体の利便性を向上させる役割を担っております。
クラウドコンピューティング、スマートフォンやタブレット端末が普及し、利活用の範囲が拡大することで利便性の向上に繋がってまいります。一方、爆発的 に情報量が増大することで、ネットワークの超高速大容量化・高効率化、そして、高度なセキュリティ化が強く求められます。
このような課題を解決するために、業界全体が一丸となり、また、政府のご支援のもとに取り組んでいくことが、私どもICT産業のみならず、ICTを利活用する国民や公的機関、他の産業の活性化には不可欠であると認識しております。

ここ関西は、昨年9月、ブロードバンドの世帯普及率が全国平均よりも高く、初めて、90%を超えました。CIAJでは、毎年、西日本ICTフォー ラムを開催し、多数ご参加いただいておりますが、今後共、日本の情報通信の牽引役として、関西に大きく貢献し、期待するところでございます。

CIAJでは、重点事業として「政策提言力の強化」を掲げており、先般、ICT産業界の要望をまとめ、提言いたしました。提言のひとつをご紹介いたします。
ここ関西でも、防災・減災のために取り組んでおられる「南海トラフ巨大地震対策」にも密接に関連します『ICT利活用の促進と新しいICT街づくりの推進』でございます。
具体的には、ICTによる街づくりのプラットフォームの早期確立と展開を目指す政策により、ICTを利活用し、地域ニーズに即した街づくりの実現をお願いしていくものでございます。

昨年12月の衆議院選挙の結果を受けて誕生した新しい政府には、日本の将来を見据えた政策と実行をお願いしたいと思います。
ICTは、国民生活を支える社会インフラとして、豊かで安全・安心な社会の実現に大きく貢献する原動力でございます。ICT業界を代表するCIAJとし て、グローバル化の進展の流れの中でその潮流を的確にとらえ、情報発信を行い、我が国の情報通信ネットワーク産業の成長にしっかり貢献して活動する決意を 新たにしております。

本日、私はCIAJ会長としてご挨拶させていただいておりますが、三菱電機の会長でございます。三菱電機は、ここ関西に多くの工場、研究所がござ います。三菱電機の重心は関西にあります。ICT関連では、光アクセス機器や光海底ケーブルシステムの開発・生産、そしてスマートグリッド・スマートコ ミュニティの実証実験などを行っており、関西の経済・産業振興にしっかり貢献してまいりたいと考えております。多くの関連の自治体、そして企業の方々に多 大なるご支援をいただいておりますことを、ここに改めて御礼申し上げます。ありがとうございます。

本年は、久方ぶりに明るい気分でお正月を迎えることができました。この明るい雰囲気が、力強く、さらに実体を伴って希望に繋がっていくことを大いに期待しております。
新しい年が、皆様方にとりまして明るく実り多い年でありますよう、心から祈念申し上げ、ご挨拶とさせていただきます。