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『 QMSを経営に活かしたいあなたに贈る 』 QMS委員会
〜 「プロセスを改善し,変化に負けないQMS構築のヒント!」 〜
2024年1月31日発行 第102号
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≪ 第102号 目次 ≫
・はじめに
・QKMアクティブラーニング(第23回)について
・2023年度異業種見学会について
・ISO 9001関連の最新動向 〜AIマネジメントシステムの国際規格が発行されました〜
・TL 9000コーナー TL 9000セミナー「導入コース」の報告
・編集後記
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●はじめに
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令和6年が始まりました。今年もよろしくお願いいたします。
新年早々,能登半島地震が発生し,大変な幕開けとなりました。
被災された皆様に心からお見舞い申し上げます。
そして被災地の一日も早い復興を心よりお祈り申し上げます。
自然災害はいつ起きるか予測がつきません。インフラの復旧については行政や関係各所に対応頂かないといけませんが,「食料・飲料などの備蓄」や「家具等の耐震対策」,「家族の連絡方法の確認」,「周辺環境の異変確認」など各人ができることについて,備えておくことが大事だと思われます。
個人的には,東日本大震災時は徒歩で帰宅しましたので,通勤時は動きやすいシューズに変更しました。
また今回の能登半島地震の報道から自宅に簡易トイレを準備しました。皆様も今一度見直しされてはいかがでしょうか?
ところで,話は変わりますが,メジャーリーグでは大谷翔平選手と山本由伸選手がドジャースに加入しました。
また,8月にはパリ五輪が開催されますので,選手の皆様がどんな活躍を見せてくれるのかワクワクしますし,日本人選手ここにあり!を見せてくれることを期待しています。
今後も本メルマガやHPにて会員企業の皆様に「QKMアクティブラーニング」や「異業種見学会」の開催など情報発信していきたいと思います。
それでは,メルマガ第102号をお届けいたします。
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●QKMアクティブラーニング(第23回)について
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QKMアクティブラーニング(第23回:Zoomによるオンライン開催予定)
2023年度の運営方針である『QMSの運用やプロセスを改善する』をテーマとし,以下の日程で開催させて頂く予定です。
・第23回 2/22(木)14:00-17:00 開催予定
テーマ:『QMSの運用やプロセスを改善する』〜QMSを効果的に活かして仕事の質を改善する〜
講師:Future MaPS(フューチャーマップス)代表 大日向 礼子 様
(一般財団法人日本規格協会 QMS研修講師,元QMS委員会委員長)
QMSを運用されている方々が組織のQMSの運用やプロセスの改善点を見いだせるコンピテンス(力量)を身につけることを目標とし,様々な事例を取り上げ,QMSを効果的に活かして仕事の質を改善するために,必要とされることについて学び,考えて頂きたいと思います。
講義は,資料解説を行う座学が中心で,座学の中で講師から出される演習課題を個々で行う形式を交えながら,進めていく予定です。
開催案内は2/5週にお送りさせて頂く予定です。
会員企業の皆様のご参加をお待ちしております。
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●2023年度異業種見学会について
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異業種見学会についてですが,見学候補先を選定し,下見を計画しております。
下見後に,異業種見学会の開催の判断と見学先を決定する予定です。
実施時時期は3月中旬頃を予定しており,異業種見学会の開催が決定した際は,開催案内をお送りさせて頂く予定です。
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●ISO 9001関連の最新動向 〜AIマネジメントシステムの国際規格が発行されました〜
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<安全・安心なAIシステムの開発と利活用を目指して(ISO/IEC 42001)(2023年12月)>
近年,AIの開発が活発化しており,ChatGPTなど対話型生成AIの登場でパーソナル領域も含め普及が急速に進みつつあります。その普及に当たっては,安全・安心なAIシステムとして適切に開発・提供・使用することが必要であることから,よりどころとなるマネジメントシステムのニーズが高まっていました。そのため,国際標準化機構(ISO)及び国際電気標準会議(IEC)の合同専門委員会(JTC1)内のAIに関する分科委員会(SC42)において,AIマネジメントシステムの国際標準化の検討・開発が進められ2023年12月18日に国際規格「AIマネジメントシステム(ISO/IEC 42001)」として発行されました。なお,本規格の開発には,日本から多くの専門家が参加し,重要な提案を行い積極的に議論するなど貢献をしました。
本規格は,AIシステムを開発,提供または使用する組織を対象とし,組織がAIシステムを適切に利活用(開発・提供・使用)するために必要なマネジメントシステムを構築する際に遵守すべき要求事項について,リスクベースアプローチによって規定したものです。信頼性や透明性,説明責任を備えたAIシステムの利活用ができるよう,そのリスクを特定し,軽減すると共に,AIの公平性や個人のプライバシーなどへの配慮についても要求しています。さらに,AIシステムに特有な学習データや機械学習について考慮するにあたっても,重要な規格になります。ハイレベルストラクチャー(HLS)に基づいて構成され,本規格の利用者を考慮した規格にもなっています。
本規格により,AIシステムの開発・提供・使用をする事業者が国際標準に基づいたAIマネジメントシステムを構築し,これまで以上に安全・安心なAIシステムの開発・提供・使用が行えるようになること。またAIシステム関係者相互の共通理解が図られるようになり,AIシステムの国際取引の促進も期待されます。
出典:
https://www.meti.go.jp/press/2023/01/20240115001/20240115001.html
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●TL 9000コーナー TL 9000セミナー「導入コース」の報告
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恒例になりましたTL 9000セミナー「導入コース」を,2023年12月11日にTIAクエストフォーラム日本ハブ様とCIAJ QMS委員会で共同開催致しました。
Zoomによるオンライン開催で,当日は8団体28名の参加があり,QMS委員会内部に留まらず,初参加の方が8名で,ICT業界関係各位に電気通信分野の品質マネジメントシステム:TL 9000をご理解戴く機会となりました。
セミナー内容
TIAクエストフォーラムの紹介
SCS 9001の概要紹介
TL 9000の紹介
1. TL 9000要求事項の基礎(R6.3)
2. TL 9000測定法の基礎(R5.7)
3. ホームページから見るTL 9000
講師:吉崎 久博 氏,小林 真一 氏 :TIA公認研修機関(株)テクノファ講師
川津 一郎 氏:TIA承認TL 9000トレーニングコース修了
アンケートの結果抜粋:
・ SCS 9001の動向について引き続き知りたい,
・ 要求事項では,コラムが,担当者が直面する問題で共感した,
・ 測定法では,具体的ケース説明が良かった,
・ 情報の見方では,別な観点での説明が良かった,
今回のセミナーの動画を公開しています。
https://youtu.be/nxobHEBD1Ew
次回開催は,2024年5月を予定しています。
TIA:Telecommunications Industry Association:米国電気通信工業会
米国を本拠とする通信業界のグローバルな団体で,TL 9000品質規格や通信分野の技術基準の制定,
技術研究, 米国政府対応を行なっています。
CIAJとグローバルパートナーシップを結んでいます。
TL 9000: TIAクエストフォーラムが制定した, 電気通信分野に焦点を合せた品質マネジメントシステムです。
ISO 9001に加えて電気通信分野独自の内容を追加した要求事項(Requirements)と,ハードウェア,
ソフトウェア,サービス業務の運用パフォーマンスを監視する測定法(Mesurements)で構成されます。
TL 9000を認証すると,ISO 9001も同時に認証できます。
SCS 9001:サプライチェーンのセキュリティに焦点を当てた,新しい規格です。
ISO 9001と同様に組織における製品やサービスの開発,製造,出荷,保守の,ライフサイクルにおける
サプライチェーンを含んだセキュティマネジメントに関する要求事項を規定し,
TL 9000と同様に測定法も規定しています。
TIAクエストフォーラムが開発し,現在第2版が発行されています。
TL 9000の詳細及びSCS 9001の概要説明は,TIAクエストフォーラム日本ハブのHPから参照できます。
https://www.tl9000.org/japanhub/
●編集後記
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2024年が始まりました。
2024年の干支は「甲辰(きのえ・たつ)」,「甲」は十干(じっかん)の一番目であり,優勢であることを表す他,まっすぐに堂々とそそり立つ大木を表しています。
「辰」は十二支の中で唯一架空の生き物である龍(竜)を意味します。龍は竜巻など自然現象を起こす大自然の躍動を象徴するものです。「甲辰」には,「これまでコツコツと蓄えたものが芽を出し,大きく成長する。」といった縁起の良い意味があるそうです。
しかしながら,品質保証では自動車業界の品質不正問題など収まりを見ることができません。
不正の原因がどこにあるのか,聖域なく原因を究明することができるかが重要だと考えます。
原点に立ち返り,一歩ずつ確実に品質管理/品質保証を推進していきたいと考えます。
QMS委員会でも,「QKMアクティブラーニング」,「異業種見学会」等を企画してまいりますので,皆様の新たな気付きの機会としてご活用頂ければと考えます。
最後までお読み頂きありがとうございます。
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──「QMSを経営に活かしたいあなたに贈る」──
* 配信追加は下記にお知らせください。
mailto:qmsmelg@ciaj.or.jp
* 発行:一般社団法人 情報通信ネットワーク産業協会
QMS委員会メルマガ編集部
http://www.ciaj.or.jp/top.html
http://www.ciaj.or.jp/qms/(QMS委員会ホームページ)
* 発行責任者:QMS委員会メルマガ編集部事務局(勝田 秀樹)
* 皆様のご意見・ご要望をどしどしお寄せください!
qmsmelg@ciaj.or.jp
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