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   「QMSを経営に活かしたいあなたに贈る」 QMS委員会

 「2021年度新体制で活動中!運営方針は『QMSのプロセスを改善する』を継続します」

                                  2021年9月3日発行 第97号

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≪ 第97号 目次 ≫

・はじめに

・QMS委員会総会/2021年度体制

・2021年度の運営方針

・2021年度イベント・企画について

・ISO 9001関連の最新動向

・TL 9000コーナー

・編集後記
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●はじめに ─────────────────────────────────────────────── 2021年度QMS委員会委員長を拝命しました小島 博樹です。 よろしくお願いいたします。 QMS委員会へのご支援・ご協力も引き続き,お願いいたします。 昨年延期されておりました東京オリンピックが2021年7月23日から8月8日までの17日間で行われました。 日本選手の活躍により,前回オリンピックの獲得メダル数を上回り,特に金メダル数は倍増しました。 伝統のある競技は勿論のこと,新採用や復活採用の競技による日本選手の活躍も目立ちました。 現在は,東京パラリンピックが2021年8月24日から9月5日までの13日間で行われており,日本選手が活躍 されております。 さて,現在の社会状況は自身が2019年度QMS委員会委員長を拝命した際の社会状況とは大きく変わりまし た。4回目の緊急事態宣言が出された2021年7月12日以降は新型コロナウィルスによる感染拡大が加速し, 2回目の緊急事態宣言が出された2021年1月に記録された1日の最大感染者数の3倍以上の感染者数が記録さ れた日がありました。(25000人越え) 現在は,4回目の緊急事態宣言の期間延長・対象地域の拡大となっている状況です。 他国にて感染者が拡大しているにもかかわらず,日本は感染者の拡大が抑えられているなどと言われてい た昨年度とは大きく状況が変わっています。新型コロナウィルスの変異種が日本でも蔓延し始めており, もはや感染するリスクは誰にでもある状況ではないでしょうか。 ワクチンを接種された方も多いかと思いますが,引き続き,新型コロナウィルス感染症対策を一人一人が 意識して行っていくことが大切かと思われます。 次に,2021年度のQMS委員会活動ですが,2020年度QMS委員会総会時に, 『QMS委員会 2021年度事業計画』において『QMS委員会の取組み』を説明させていただきました。 まず,「イベント・企画の実施については,会員企業にとって役立ち,参加し易い企画(社会状況,事業 環境変化,公益性の観点を踏まえ)をミッションとし,会員企業へ募集を行う」 です。 次に,「会員企業とのダイレクトなコミュニケーションを定期的に実施し,QMS委員会の将来の活動の方 向性について,意見収集するとともに,活動を活性化するため,運営へのメンバー募集を継続していく」 です。 前者ですが『2020年度の申し送り事項』である「コロナ禍を切っ掛けに変化した企業活動,QMS活動を踏 まえ,会員企業の期待に応えつつ,QMS委員会活動のさらなる運用の効率化を目指す」を実現する為の対 応としてQMS委員会の活動について,運用の効率化は重要と考えています。また,引き続き,会員企業か らの様々なご意見(ニーズや課題等)や現在のコロナ禍等の社会状況も鑑み,会員企業にとって,役立ち ,参加しやすい工夫・企画(オンライン開催,職場で活用できる実践的な講義,気付きを得る『一見の 価値あり』の見学先の選定など)を検討し,試行することを実施させていただきたいと思います。 後者については,昨年度実施させていただいた会員企業の皆様とのオンライン懇談会にて,QMS委員会の 活動全般についての方向性に関するご意見・ご要望をいただきました。会員企業の皆様とのダイレクトな コミュニケーションは大変重要であると認識しております。今年度もオンライン懇談会を実施させていた だき,QMS委員会の運営やイベント・企画等に役立てさせていただきたいと思います。 それでは,メルマガ第97号をお届けいたします。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●QMS委員会総会/2021年度体制 ─────────────────────────────────────────────── 2020年度QMS委員会総会については2019年度に続き,新型コロナウイルスにおける国内の感染状況を鑑み ,集合形式開催を断念いたしました。 2020年度のQMS委員会におけるイベント・企画等をオンラインにて開催する運営が定着してきたことから, 会員企業の皆様とのコミュニケーションを行う手段として,有効かつ新型コロナウイルス感染防止の観点 を配慮の上,2020年度QMS委員会総会はオンライン開催(ZOOM)にて,2021/7/31に実施させていた だきました。 誠にご多忙な中,当日のご出席もしくは委任状のご提出ともにご協力いただけましたことに感謝の意を表 します。 2020年度QMS委員会総会にて,総会成立要件(「QMS委員会規則第8条」 による過半数以上の出席)を満 たしていることを確認し,2020年度QMS委員会総会の成立及び2021年度QMS委員会執行へのご承認をい ただけたと判断いたしましたので,ご報告させていただきます。 2021年度会員企業数:9社 承認企業数:8社 承認率:89%(承認企業数/会員企業数) ご承認いただいた2021年度QMS委員会の体制は以下の通りです。よろしくお願いいたします。  委員長   日本電気     小島 博樹  副委員長  岩崎通信機    海老沼 毅        三和電気工業   簗瀬 聖子  運営委員  日本電気     北村 弘(TC176国内委員会委員)  フェロー  (元)富士通    吉崎 久博(TIAクエストフォーラム日本ハブ事務局)   (元)日立製作所  相澤 滋  会計監事  岩崎通信機    海老沼 毅 (兼)副委員長  特別委員  (元)ソニー    山本 正
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●2021年度の運営方針 ─────────────────────────────────────────────── 2021年度の運営方針は2019年度から引き続き『QMSのプロセスを改善する』です。 2021年度事業計画の中でも説明させていただきましたが,会員企業の皆様の様々な組織において, ISO9001:2015年版の要求事項に対応されたQMSを構築され,運用されていることと思います。 『QMSのパフォーマンスが上がらないこと』や『QMSの形骸化』についての懸念や現実的な悩み(課題 等)を伺う機会があります。 今年度は,昨年度から未だ収束の状況が不透明であるコロナ禍の社会状況において,QMSのプロセスをど う改善すれば,対応していけるのかを検討することにも取り組んでいきたいと思います。 次に,『特に社会の変化や旧来から大きく変わった現在の働き方の変化(New Normal対応)に即したプ ロセス改善ができているか?』についてです。 2020年度に実施させていただいたQKMアクティブラーニング『リモート監査』はコロナ禍を契機とした 働き方の変化(New Normal対応)に即した監査プロセスの一つではないかと考えます。 組織にてQMSを運用する上で必要となるプロセスは数多くあります。 『働き方の変化(New Normal対応)に即してプロセス改善が必要となるプロセスは何だろうか?』, 『そのプロセスは改善が必要なのか?』,『そのプロセスを改善する場合はどう改善するべきか?』 などを研究活動を通して取り組んでいきたいと考えており,QMS委員会のイベント・企画のテーマとして も検討していきたいと思います。 これらの研究内容により会員企業の皆様に『ニーズが高く,役立つ内容』を情報発信したいと考えており ますので,ご期待ください。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●2021年度イベント・企画について ─────────────────────────────────────────────── 依然として新型コロナも悪化の一方で収束の兆しが見えず,人気の高い異業種の品質に関わる活動や交流 を通して気付きを得る「異業種見学会」の対面型の開催は,今年度も困難が予想されますが,オンライン 形式で開催可能な受け入れ先を探すなど検討継続。またQKMアクティブラーニングも,ご高尚の通り運営 委員会の運営も大幅な体制変化があり,限られた時間の中で,無理なくミニマムオペレーションを前提と なりますが,今後企画を具体化していきたいと考えています。どうぞよろしくお願いいたします。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●ISO 9001関連の最新動向 ?DX時代のグローバル品質マネジメントモデル「Quality4.0」?  ─────────────────────────────────────────────── 品質マネジメントは,何十年にもわたって組織の価値を生み出してきました。しかし,DXは,これまでの 原則慣行,ツールに大きな課題を突き付けています。 Chartered Quality Institute (CQI)/International Register of Certificated Auditors (IRCA)は ,リサーチプログラムで「Quality4.0」の背景を明らかにするとともに,まずは「Quality4.0」の作業用 定義を策定し,2021年7月にグローバルに一般公開しました。 これは8つの基本原則から成り立っています。なお,フェーズ2として,次の段階では,2021年度内を目標 に以下三つを行なう予定です。当委員会の運営委員が所属企業でIRCA(国際審査員登録機構)メンバーズ サポーターを務め,前述の「Quality4.0」の作業用定義の策定にも関与していますので,チャンネルを活 用し,DX時代のグローバルの動きを,引続き適宜紹介して参ります。 ①Quality4.0の実践とそのビジネスへの価値を例示するケーススタディの開発 ②Quality4.0の8つの原則を,ISOの7つの品質の原則と比較する ③品質プロフェッショナルが,Quality4.0に効果的に対応する為に必要な知識,スキル,行動を特定する ◆IRCAジャパン Quality4.0レポートのダウンロード先
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●TL 9000コーナー 「TL 9000 概要説明会の報告」 ─────────────────────────────────────────────── 恒例になりました「TL 9000 概要説明会」を, 7月26日にTIAクエストフォーラム日本ハブ様と CIAJ QMS委員会で共同開催致しました。 ZOOMによるオンライン開催で, 当日は16団体37名の参加があり, QMS委員会内部に留まらず,CIAJ会員と TIAクエストフォーラム日本ハブ会員から幅広く参加がありました。 初参加の方が6名で,ICT業界関係各位に,電気通信の品質規格:TL 9000をご理解戴く機会となりました。 セミナー内容 1.TL 9000に関するWEB等の情報の見方 2.TL 9000要求事項の基礎(R6.3) 3.TL 9000測定法の基礎(R5.7) 講師:川津 一郎 氏:TIA承認TL 9000トレーニングコース修了 小林 真一 氏,吉崎 久博 氏 :TIA公認研修機関(株)テクノファ講師     今回のアンケートの結果抜粋: ・「クエストフォーラムのHPのメニューにつきましてご教示頂き,ありがとうございました。」 ・「TL 9000独自の要求事項が細かく有る事について勉強になりました。」 ・「測定結果から自社プロセスにて改善すべき点が無いのかを, 顧客への提出ベースで実施する仕組みを再認識した。」 ・「今後もTL 9000に関する最新情報の提供をお願い致します。」 次回開催は, 2021年11月頃を予定しています。 TIA:Telecommunications Industry Association:米国電気通信工業会   米国を本拠とする通信業界のグローバルな団体で,TL 9000品質規格や   通信分野の技術基準の制定,技術研究, 米国政府対応を行なっています。   CIAJとグローバルパートナーシップを結んでいます。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●編集後記 ─────────────────────────────────────────────── コロナ禍での開催に賛否両論がありました東京オリンピックが無事終了し,今は東京パラリンピックが行 われ,日々,日本勢のメダル獲得のニュースが流れています。 開催の是非はともかくとして,アスリートの皆さんが懸命に目標に向かって取り組む姿を見ると,胸が熱 くなるものがあります。 さて,QMS委員会は先日開催されました総会で2021年度体制が承認され,新たなスタートを切りました。 今年度は,諸事情もあり,ミニマムオペレーションでの運営となりますが,会員の皆様の課題解決につな がるようなイベントの検討など,お役に立てる活動の実現に向け,頑張りたいと思います。 皆様のご協力をお願い致します。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ──「QMSを経営に活かしたいあなたに贈る」── * 配信追加は下記にお知らせください。  mailto:qmsmelg@ciaj.or.jp * 発行:一般社団法人 情報通信ネットワーク産業協会     QMS委員会メルマガ編集部  http://www.ciaj.or.jp/top.html  http://www.ciaj.or.jp/qms/(QMS委員会ホームページ) * 発行責任者:QMS委員会メルマガ編集部事務局(勝田 秀樹) * 皆様のご意見・ご要望をどしどしお寄せください!  qmsmelg@ciaj.or.jp ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ Copyright(C)2004-2021 CIAJ QMS committee All rights reserved. ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━