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「QMSを経営に活かしたいあなたに贈る」 QMS委員会
「2020年度新体制で活動中!運営方針は『QMSのプロセスを改善する』」
2020年9月30日発行 第94号
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≪ 第94号 目次 ≫
・はじめに
・QMS委員会総会/2020年度体制
・2020年度の運営方針/QMSのプロセスを改善する
・2020年度QKMアクティブラーニング
・ISO 9001関連の最新動向
・TL 9000コーナー
・編集後記
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●はじめに
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2020年度 QMS委員会 委員長を拝命しました青木 誠です。
どうぞよろしくお願いいたします。
QMS委員会では,7/15よりオフライン開催として資料確認及びご承認依頼を展開いたしまして,その結果
として体制と事業計画をご承認いただき,活動を実施しております。
この確認していただいた資料の中で2020年度事業計画の『QMS委員会の取組み』を説明しております。
その内容としては,
「イベント・企画の実施については,運営委員会にて会員企業にとって役立つ企画
(社会状況,事業環境変,公益性の観点を踏まえ)をミッションとして企画立案し,会員企業への募集を
行う」
「QMS委員会の活動に会員企業の意見を取り入れるため,各活動からの意見収集とともに,運営への
メンバー募集を継続していく」
です。
まず前者は『2019年度の申し送り事項』である「主催するイベント・企画について,従来の運用方法
に加え,社会状況に対応し得る運用方法を検討し,実施する。」を実現する為の対応として
「会員企業からの様々なご意見(ニーズや課題等)や社会状況を鑑み,より会員企業にとって,役立ち,
参加しやすい工夫・企画(職場で活用できる実践的な講義内容や気付きを得る上で『一見の価値あり』
の見学先の選定など)を検討し,試行する。」を実施していくための取り組みと考えております。
後者については,昨年実施した会員企業の皆様と個々に意見交換(ニーズや課題など)を実施させてい
ただいております。今年度はコロナ禍の影響もあり,直接ご意見を伺う機会を設けることが厳しいと思い
ますので,オンラインなどの別手段によりご意見収集を検討していきます。ここでの意見から,『ニーズ
が高く,役立つ内容』や『会員企業の皆様の課題等』を知る機会が増え,QKMアクティブラーニングなど
のテーマ設定に生かせるのではないかと考えております。
今後も,会員企業の皆様に「より役立ち,参加しやすい工夫・企画等」を提供する様,努めてまいりま
すので,ご期待ください。
それでは,メルマガ94号をお届けいたします。
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●QMS委員会総会/2020年度体制
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2019年度のQMS委員会総会については,昨今の社会情勢に大きな影響を及ぼしております新型コロナウイ
ルスにおける国内の感染状況を鑑み,例年実施しておりました集合形式開催を断念し,異例の開催形式と
なるオフライン開催(資料確認・内容承認依頼の形式)として実施させていただくことを2020/7/14に以
下の件名にてメールを送付させていただきました。
2019年度QMS委員会総会(オフライン開催)の『総会資料に関するご確認兼ご承認依頼』について
会員企業の皆様からの返信メールに添付いただいた『総会資料に関するご確認兼ご承認依頼』の内容につ
いては,返信いただいた全ての会員企業の皆様より,内容についてのご確認,ご承認いずれもいただけた
ことを確認させていただきました。
2020年度会員企業数:13社
回答会員企業数:10社
承認企業数:10社
承認率:77%(承認企業数/会員企業数)
2020/8/28に実施致しました2020年度QMS委員会運営委員会(第1回)にて,総会成立要件(「QMS委員会
規則第8条」 による過半数以上の出席)を満たしていることを確認し,2019年度QMS委員会総会の成立及
び2020年度QMS委員会執行へのご承認をいただけたと判断いたしましたので,ご報告させていただきます。
ご承認いただいた2020年度QMS委員会の体制は以下の通りです。よろしくお願いいたします。
委員長 日立製作所 青木 誠
副委員長 日本電気 小島 博樹
運営委員 日本電気 北村 弘(TC176国内委員会委員)
日立製作所 永山 明義
フェロー (元)富士通 吉崎 久博(TIA日本ハブ事務局)
(元)日立製作所 相澤 滋
会計監事 日本電気 小島 博樹 (兼)副委員長
特別委員 (元)ソニー 山本 正
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●2020年度の運営方針/QMSのプロセスを改善する
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2020年度の運営方針は2019年度から引き続き『QMSのプロセスを改善する』です。
2020年度事業計画の中でも説明させていただきましたが,会員企業の皆様の様々な組織において,
ISO9001:2015年版の要求事項に対応されたQMSを構築され,運用されていることと思います。
『QMSのパフォーマンスが上がらないこと』や『QMSの形骸化』の懸念はありませんか?
2019年度は「内部監査のプロセスを改善する」というQKMアクティブラーニングを実施,この中において
QMSの形骸化の要因はなにかという問題点の解説とともにグループワークを行いました。今年度について
も,会員企業の皆様の事業環境の変化や技術革新などの影響を受け,QMSをどのように組織にとって有益
なものとするかを取り組んでいきたいと思います。
次に,『コロナ禍の影響としてこれまで通りの監査運営が難しくなってないだろうか?』についてです。
皆様もご認識の通り本年3月頃より,コロナ禍のため監査運営だけでなく通常業務についても,様々な制
約がありとても苦労していると思われます。このため業務形態も従来の対面式からオンラインでの業務形
態への変化が急速に普及しつつあります。今後コロナ禍が落ち着いたとしてもこの流れは変わらないと
思われます。
この急速な業務形態の変化に対して,QMSの監査運営も対応が迫られており,どのように今後運営していく
のかについても,研究活動に取り組んでいきたいと考えており,合わせて,QKMアクティブラーニング
のテーマとしても検討していきたいと思います。
これらの研究内容により会員企業の皆様に『ニーズが高く,役立つ内容』を情報発信したいと考えており
ますので,ご期待ください。
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●2020年度QKMアクティブラーニング
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新型コロナ禍でのQKMアクティブラーニングの開催方法として,QMS委員会でオンライン開催の可能性の
議論を積み重ねて参りました。まずはオンライン開催の前提としてホスト側でリモートコミュニケーショ
ンの環境整備が必要となりますが,CIAJ本体でZoomやMicrosoft Teamsなどのライセンス契約も整いまし
たので,2020年度のQKMアクティブラーニングは,安心・安全視点からすべてオンライン開催の方向で開
催を検討しています。
会員企業によっては,社内ルールにより使えるリモートコミュニケーションツールが異なることが想定さ
れますので,QKMアクティブラーニングの実行計画詳細検討と並行し,別途メールベースで会員企業の皆様
が受講可能なリモートコミュニケーションツールのアンケートを取らせていただく予定です。
ご協力をよろしくお願いいたします。
なお,今年度は,以下3テーマで開催を予定しています。(順不同)
①特別公演振替
(仮題)データが品質信頼性に与えるインパクト〜データサイエンスを正しく理解する〜
(立教大学社会情報教育研究センター 門田 実助教)
②新型コロナによる世界的な移動制限下, 感染拡大の防止視点からも注目の集まる「リモート監査」
③2019年9月3日 (火) にQKMアクティブラーニング(第15回)として開催し,ぜひ続編と要望をいただいた
『日立 品質管理と信頼性(続編)』
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●ISO 9001関連の最新動向
『ISO/TC176/SC2が世界レベルで大規模なISO 9001ユーザー調査を開始』
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ISO/TC176(品質保証及び品質管理)/SC2(品質システム)では,ISO 9001(品質マネジメントシステム
−要求事項)の次期改訂について検討を開始しております。ISO 9001をより使い易く,かつ,有効なもの
とするために,9000ファミリー規格に関し,利用者の方々から幅広くフィードバックを得ることを目的と
した,ユーザ調査を実施することになりました。
ISO9000ファミリー規格は,発行以来100か国以上で国家規格として採用されており,これまでISO/IECが
発行してきた国際規格の中でも異例の存在であり,国内外で社会的に大きな影響力を持っています。
単発の問題は力業で対応できても,連鎖的に起きる問題や複合問題は個別対応では防ぐのは難しいため
マネジメントシステムでの対応が重要となります。
調査の概要と調査へのアクセス情報は以下ですので,より効果的な活用をするためのご意見やご要望等が
あれば,お願いいたします。この調査は13か国語で公開されており,日本語でもお答えいただけます。
[掲載先]
・ISO 9001ユーザー調査サイト (日本語)
(※本調査の回答締め切りは,2020年12月末を予定しております。)
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●TL 9000コーナー TL 9000説明会の報告
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恒例になりました「TL 9000 説明会」を,7月20日にTIAクエストフォーラム日本ハブ様とCIAJ QMS委員会
で共同開催致しました。
ZOOMによるオンライン開催で,当日は17団体66名の参加があり,QMS委員会内部に留まらず,CIAJ会員と
TIAクエストフォーラム日本ハブ会員から幅広く参加がありました。
初参加の方が28名で ICT業界関係各位に,QMS委員会の活動及び電気通信の品質規格:TL 9000をご理解
戴く機会となりました。
セミナー内容
1.TIA日本ハブの紹介
2.TL 9000要求事項の基礎(R6.2)
3.TL 9000測定法の基礎(R5.6)
4.TL 9000に関するWEB等の情報の見方,TL 9000認証取得プロセス
5.質疑応答
講師:小林 真一氏, 吉崎 久博 氏:
TIA公認研修機関(株)テクノファ講師
川津 一郎氏:TIA承認TL 9000トレーニングコース修了
今回のアンケートの結果抜粋:
・「TL 9000要求事項は,言葉の意味が分かりにくいところがあるが,分かり易く解説いただいた」
・「R6.2の変更に関して説明があり,大変理解しやすかった」
・「馴染みのない測定法について,基礎の所からわかりやすくご説明頂けたと思います」
・「測定法の項目は,品質目標のKPI設定にも参考になります。自社のQMSの見直しの際にも役立ちます」
・「通常の規格説明会では情報収集の仕方までは教えてくれません。大変親切な説明会だと思いました」
今回の説明会の報道記事:
月刊誌「アイソス」の9月号に説明会の様子が掲載されました。
次回開催は11月又は12月で,参加募集は開催1か月前を予定しています。
TIA:Telecommunications Industry Association:米国電気通信工業会
米国を本拠とする通信業界のグローバルな団体で,TL 9000品質規格や
通信分野の技術基準の制定,技術研究, 米国政府対応を行なっています。
CIAJとグローバルパートナーシップを結んでいます。
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●編集後記
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会員企業皆様のご承認を受けてQMS委員会2020年度体制がいよいよスタートしました。
さて,この2020年度は昨今の社会情勢から世の中が大きく変化する時期に当たるのは確実と思われます。
私どもQMS委員会も昨年度より異業種見学会の中止や総会の開催方法の見直し等,守りの対応になりまし
たが,今回のメルマガの記事でもご紹介した通り,今後は現在の状況に合わせてどう行っていけば満足い
ただけるイベントとなるか,攻めの姿勢で委員会運営に臨んでいきたいと思います。
皆さんのご意見などを伺いながら進めてまいりますのでご協力をお願い致します。
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──「QMSを経営に活かしたいあなたに贈る」──
* 配信追加は下記にお知らせください。
mailto:qmsmelg@ciaj.or.jp
* 発行:一般社団法人 情報通信ネットワーク産業協会
QMS委員会メルマガ編集部
http://www.ciaj.or.jp/top.html
http://www.ciaj.or.jp/qms/(QMS委員会ホームページ)
* 発行責任者:QMS委員会メルマガ編集部事務局(勝田 秀樹)
* 皆様のご意見・ご要望をどしどしお寄せください!
qmsmelg@ciaj.or.jp
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