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   「QMSを経営に活かしたいあなたに贈る」 QMS委員会

  「QMS委員会は2017年も皆様のお役に立てるよう頑張ります!」

                       2017年1月31日発行 第77号

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≪ 第77号 目次 ≫

 ・はじめに 

 ・QKMアクティブラーニング  
   『バランススコアカードの基礎から構築まで』の報告

 ・ISO 9001関連の最新動向

 ・TL 9000コーナー 

 ・知識活用型企業への道『QMSにおける知的資産運用への取り組み』

 ・編集後記 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●はじめに ─────────────────────────────────── 年が明けて大雪の便りが多く聞かれる中,東京では8割近い晴天率とのことで 心なしかまっ白なきれいな富士山を多く目にしているように感じます。 富士山といえば,先日,福島県の花塚山から富士山が見えたという長距離記録 の記事が報道されていましたが,これは単に空気が澄んでいるからだけではな いようです。 公害問題が叫ばれていた50年前は年間50日くらいしか富士山は見えなかったよ うですが,環境対策が功を奏して視界が良くなってくるとともに,都市化によ るアスファルト道路化によって冬の都市部の水蒸気の量が減ることで,空気の 乾燥により視界がよくなっているようです。 その結果,ここ数年では130日近くも都心から富士山がみえているようです。 以前は最低湿度は20%台と記憶していますが,最近の天気予報では,湿度10%台 の数値を耳にします。火災の多い季節。空気の乾燥による火の取り扱いには, くれぐれもご注意ください。 QMS委員会では,QKM e-ラーニングのISO 9001規格解釈コースのISO 9001: 2015版の開発中ですが,先日,2度目の全体レビューを終えたところです。 この後,外部モニタによるブラシュアップなどを経て,満を持してのリリース をする予定です。乞うご期待ください。 それでは,メルマガ77号をお届けいたします。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●QKMアクティブラーニング報告  『バランススコアカードの基礎から構築まで』の報告 ─────────────────────────────────── 1月24日,25日の 2日間で,横浜国大大学院名誉教授の吉川先生によるQKMアク ティブラーニング「バランススコアカードの基礎から構築まで」を開催しまし た。 昨年度からは,バランススコアカード(BSC)の基礎学習であるとともに,実践 的なビジネスリテラシーの向上につかがる内容であることから QKMアクティブ ラーニングとして開催しており,今回も少人数の中でグループ演習主体のカリ キュラムを吉川先生の直接指導が受けられる恵まれた環境の学びの場に,品質 保証・品質管理部門の方を中心に12名の方にお集まりいただきました。 このワークショップは,受講者にとって初めての経験である中でBSCの構築を 行っており,2日間以上での実施も難しいことから,毎回,受講者意見のフィ ードバックを行うとともに,開講にあたっては,学習のねらいと学習成果を 得るための説明をお伝えしたうえで講義を行っています。 全体を通しては,例年通り演習は難しい/やや難しいとの評価が多かったもの の,全体的には75%の方が満足されたという結果になっています。 今回は受講者の半数がSWOT分析を経験しているとのことでしたが,総じて, ビジョンと戦略の策定/視点の洗い出しから戦略マップ/戦略目標の策定といっ た現状分析からシナリオ作成全般について苦労されたという結果となってい ます。例年と異なるところは,講義はよいと評価するもやや難しいとほぼ同数 の方が評価されていることで,理解が十分でないなかで演習に移った可能性 もありますが,ほぼ全員がBSCの構築方法は理解でき,75%の方は受講前の 期待を達成したと評価されていました。 全体の評価としては,「演習を重視したカリキュラム」「他社の方との議論や 人的交流」など,演習・コミュニケーション・講師のアドバイスのキーワード を挙げており,演習を通じてBSCを理解していただくことの成果は得られたも のと判断しています。 なお,今回の開催で,ワークショップの修了者が200名を達成しました。これ は,吉川先生の全面協力はもとより,会員企業各社のご理解による受講者の派 遣の積み上げに他なりません。 吉川先生からは,「これからも一人でも多くの方に学びにきてもらいたい」と のメッセージをいただいています。次年度も継続して開催の予定です。 ISO 9001:2015 とも密接な関係ができた今,ビジネスリテラシーの向上も図れ ることから若手の育成のカリキュラムとしての導入を是非ご検討下さい。 今回の受講者のアンケートは,以下の会員専用サイトからご覧いただけます。 是非,ご一読くださるようお願いいたします。  <会員専用サイト(ID,PWが必要です)>  http://www.ciaj.or.jp/qms_m/pdf/170124.pdf
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●ISO 9001関連の最新動向 ─────────────────────────────────── 前々号より話題となっていたTS 9002の日本国内の対応は,JIS規格(JIS Q 90 02)として開発をすることが決定いたしました。 JIS Q 9002は,品質マネジメントシステム—JIS Q 9001:2015の適用に関する 指針という規格名で,JIS Q 9001:2015の要求事項適用に関して利用者を支援 するために作成される規格です。 この規格は,JIS Q 9001:2015についての手引を,箇条4〜箇条10に箇条ごとに 関連付けながら提示していますが,JIS Q 9001:2015の附属書A及びBについて の手引は示していません。 また,内容としては,組織に可能なことの例を挙げており,JIS Q 9001に新た な要求事項を追加することではなく,あくまでもこの規格に挙げた例は確定的 なものではなく,単に可能性を示すものであり,必ずしも全ての例がどの組織 にも適するとは限らないとしています。 なお,JIS Q 9002では,JIS Q 9001品質マネジメントシステムのモデルに沿っ ていますが,JIS Q 9001の要求事項の解釈を与えること,又は監査もしくは評 価の目的のために使用されることを意図していません。 いずれにしても,ISOから例示をするという形で利用者を支援するという新しい ものであり,その内容には期待をしたいです。 また,各組織ではよりQMSを有効に活用していく観点から発行後はぜひ参考に されてみてはいかがでしょうか。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●TL 9000コーナー ─────────────────────────────────── ・APACプロバイダ&サプライヤ地域会議の案内  3/20〜3/23の間,中国シンセンで開催されます。基調講演,招待講演,パネ  ル討論会,情報交換会など盛り沢山のプログラムが用意されています。半日  のTL9000ワークションプも行います。  参加費は,2/20までは早割適用で,会員は $175,一般は $250です。 ・測定法ハンドブック R5.5の発行予定  2017年3月との予定でしたが,5月になるとの情報が入ってきました。国内翻  訳委員会を編成し,発行後3ヵ月を目途に対訳版を発行する予定です。  また,クエストフォーラム日本ハブ,テクノファとの共催となっている  “TL 9000セミナー”で,差分説明など行うことを検討しています。時期が  近づきましたら,詳細を皆さんにご案内いたします。 ・やさしいシリーズ TL 9000入門が絶版  TL 9000の日本上陸当時の2004年,QMS委員を中心に著作したTL 9000入門  が,絶版となることが決まりました。当初の役割を終え,新たに模様替えを  行って,皆さんの前に再登場させることを検討しています。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●知識活用型企業への道 『QMSにおける知的資産運用への取り組み』 ─────────────────────────────────── 新たな年が始まり,早くも1ヶ月が過ぎようとしています。年を重ねると月日 の経過が速くなると言われていますが,確かに1年があっという間に過ぎてい くような気がします。 「シャネーの法則」によれば時間の心理的長さは年齢に反比例するとされ,例 えば,20歳に対し60歳は 3倍速く心理的時間が過ぎ去ります。それゆえ,年を 重ねるにつけ何かを成し遂げるためには,これまで獲得した経験や知識を使い, 圧縮された心理的時間を補うことが必要になります。 さて,企業活動では何らかの生産性や効率の向上が常に望まれますが,肉体的 な労働と知的なものとでは,労働の質が違うため単純に時間による生産性とし て測れなくなってきています。 また,現在では知的労働と思われているものも,最近の報道では近未来に人工 知能(AI)の発達により,多くの業務が人工知能に置き換わると予想されてい ます。 その中に公認会計士も入っているのには驚かされます。なぜなら公認会計士は, 上場企業の財務諸表に虚偽がないことを会計原則(GAAP)等にてらし妥当性を 裏付けするので,かなり広範囲の知識が必要となるからです。 この種の知的職種も人工知能に置き換わることが予測される状況では,近未来 ではどのようなことが知的労働となるのか予想もつきませんが,新たな価値を 創造するイノベーション分野,対人関係がともなう分野,さらには音楽,絵画 など感性や芸術性を求める分野は,いまのところ人工知能が苦手としている分 野なので,当面は絶滅危惧職種に入らないようです。 さらに昨今は,物とインターネットをつなげるIoT(Internet of Things)が 話題となっております。クルマや家電などさまざまな物と情報をやり取りしな がら利用できるようになりますから,人工知能と組み合わせその活用が期待で きます。当然のことながら企業内の各業務にも導入される時期にすでに来てい るのでしょう。 さて,ISO 9001:2015に準じた品質マネジメントシステム(QMS)では,企業の 目的を達成するために業務に秩序を与えシステムとしてマネジメントすること を目指しております。この分野でも,人工知能やIoTが補助的に活用できる場 面が少なくないような気がします。 最終的意思決定は人間がするとしても,QMSの状況把握,最適な業務手順,リ スクの予想や必要な情報の選択および伝達などは,人工知能の片手間のお仕事 になるでしょう。 現状では,QMSが企業の目的に対し,どの程度うまく機能しているかを把握す るため,QMSのパフォーマンスを評価することになっています。 “パフォーマンス”とは,「測定可能な結果」 (用語の定義:ISO 9000 3.7.8)と定義されており,“うまくQMSが機能してい る”などの主観的な主張ではなく,何らかの客観的結果を用い把握することを 求めています。 例えば,対人業務,感性および芸術的なもの,特殊技能など,直接数値化する ことが難しいものがありますが,客観性を基盤としているQMS規格では測定可 能な結果に転換しなければパフォーマンス評価の対象とはなりません。 そのためには,ランク付けや点数付けをおこない“測定可能な結果”に置換し パフォーマンスを評価することになるのでしょう。このような場合,置換方法 や評価者の能力が大いに問題となります。 さて,広辞苑によれば,“評価”とは「善悪,美醜,優劣など価値を判じ定め ること。」とあります。 検証や監査などは,あらかじめ定めた基準または要求事項に対し合否または適 合判定を行うものですが,パフォーマンス評価は“価値判断”なので合否判定 はなく,何らかの価値軸に照らし“優劣”を判断することになります。 また,価値判断は,例えば経営者と現場では価値観が異なりますから,同じ結 果でも評価が異なることはごく自然なことです。それゆえ,QMSのパフォーマ ンス評価では何を価値基盤に置くのかがポイントになりますが,価値観は多様 であり混乱しそうです。 QMSのパフォーマンス評価は,大別すれば顧客の価値観からみた満足度と,企 業自身が計画した事柄すなわち企業が求めていることがらと,二つの価値的視 座を持っています。 QMSの世界では,この二つの観点から企業(組織)の品質方針に整合した品質 目標の設定を求めておりますから,当面品質目標をパフォーマンス評価の基本 的価値基盤に位置付けておけば,それほど大きな混乱を招かないものになって います。 QMS内の各プロセスが定めた個々の品質目標の達成度は,そのプロセスのパフ ォーマンス評価であり,それを使いトップマネジメントがマネジメントレ ビューを行いQMS全体のパフォーマンス評価を行います。 これらを確実なものにするためには,事前に品質方針とその具体的展開である 品質目標とが合理的に整合していることが前提です。 監査のための,またはプロセスの都合で,思いついた品質目標を定めていたの ではパフォーマンスの評価軸がバラバラになるので注意が必要です。 また,品質目標は品質方針の実現に向けての実現化目標ですから,プロセス内 で達成できそうな目標を選定するのではなく,場合によっては挑戦的な目標を 示すことも必要となります。 米国の世界的企業の中には,マネジメント層のパフォーマンスを目標達成率だ けで評価するのではなく,その目標の挑戦度を高く評価する企業があります。 特に新ビジネスや最先端分野では失敗する確率も高いので,失敗を悪とせず, 挑戦しなかったことを悪とする考え方の現れです。 特にイノベーティブな分野では,見かけのパフォーマンスを評価するのではな く,挑戦度合いも考慮することが実際に必要かもしれません。 さて,一般的にパフォーマンスを評価するとき,さまざまなパフォーマンス・ インジケーター(PI)を使います。その中で特に重視するインジケーターを重 要業績指標(KPI)と表しています。 KPIは,クルマで例えれば,スポーツカーはスピードメータが,エコカーであ れば燃費表示メータがその車のパフォーマンスを暗示するKPIかもしれませ ん。 また,スピードメータが時速300kmまで表示されていることは,実際にそのス ピードで走ることを意味するのではなく,その車のパフォーマンスを強く示唆 するものだと受けとれます。 さて,ときどき見かけるのですが,なんでもKPIにする人がいます。この場 合,的が絞れず混乱しているのだろうと見えてしまいます。それゆえ,さまざ まなPIと選んだKPIとの意味的関連性を把握する必要があります。実際QMSの特 性に沿った適切なKPI,すなわち品質目標を見れば何をその組織が重視してい るか自ずと推察できます。 しかし,なかには監査対応のためだけに品質目標を設定する組織もあります。 この行為はQMS自体の意図を軽視しており,QMSの無意味化につながるため品質 目標設定の意義を良くご理解していただくことが必要となります。 さて話を少し変えますが,検証は,適合・不適合を判断するものなので“ある 値”を判断基準としますが,パフォーマンス評価に使われるインジケーター は,基本的に“比率”で表現されるものだと考えています。 例えば,純利益1億円という値を示しても,売上高が10億円の企業と,1000億 円の企業ではパフォーマンスの意味合いが全く違います。この場合,例えば売 上高比率で見なければ本当の意味が分かりません。 QMSの要求事項にマネジメントレビューのインプットのひとつとして,“QMSの パフォーマンス及び有効性に関連する情報” (ISO 9001:2015 9.3.2)があり ます。これも,比率で示すインジケーターが妥当でしょう。 また,QMSのパフォーマンス及び有効性を確認するために,内部および外部監 査を定期的に行います。 この中で不適合件数に過剰にこだわる人がいますが,不適合件数が仮にひとつ であってもQMSにとって致命的なものがありますし,逆に複数あっても影響が 軽微なものもあります。件数自体が問題ではありません。不適合内容がQMSの パフォーマンスや信頼性に与える影響度を比率で示し理解する必要がありま す。 そもそも,監査員の知識や監査能力はバラつきが大きいので不適合件数だけで 何らかの判断を下すことは少し危険です。 監査報告書には監査時に発見したファクトを示したうえ,QMSの全体的な傾向 やパフォーマンスにかかわる所見を示すことが必要ですが,信頼度の高い監査 報告書を作るには,まず監査時に入り込む,さまざまなバラつきや揺らぎによ るノイズやゴミを監査結果情報から除去し評価することが望まれます。 この点,最近のビックデータによるデータ・マイニング分野や人工知能分野で は,バラつきや揺らぎが大きく,かつ大量の情報を扱いますから,情報のノイ ズやゴミ取りが重要な前処理になっています。これを,“データ・クレンジン グ”または“テキスト・クレンジング”と称しています。 ご案内のようにQMS内には文書化した情報があふれていますが,その中にはノ イズやゴミが沢山含まれているのではないでしょうか。 例えば,すでに使われていない内容がそのまま残っている,内容自体が誤って いる,矛盾した表記になっている,記述が曖昧で意味が不明である,他の文書 と関連性がないまま放置されている,関連文書の内容が変わっているにもかか わらず本体の文書が変更されていないなど,誤記以外にもテキスト・クレンジ ングが必要なものがあるのではないでしょうか。 このような状況を放置すれば,文書化した情報を基盤としているQMSの信憑性 が失われ,結果的に人々の信頼を失うとともに形骸化していくことにつながり ます。 それゆえQMSのパフォーマンスを向上させるためにも,まずはQMS内のテキスト ・クレンジングをお勧めします。 とはいうものの,テキスト・クレンジングをすることは,その業務分野の専門 的な知識も必要ですし,だれもが出来るわけではありません。また,工数もか かるのでその実施は容易ではありません。 そもそもQMSの中の文書管理に工数をさくことは業務目的と合致しませんので, テキスト・クレンジングはコンピュータである程度自動化して行くべきだと思 っています。人が行えば,数日かかるものでもコンピュータ上では数秒で終わ るでしょう。 さて,今年は改定されたISO 9001:2015への適合監査が多くの企業で本格的に なるかと思います。ゆえに,あらためて既存のQMSを見直す機会に恵まれるか と思います。 また,昨今の企業の置かれている状況は,英国のEU離脱問題や,米国新大統領 の政策など不確実性を伴う外部環境下にあり,直接・間接に何らかの影響を受 けるものだと思います。 それゆえ企業を取り巻く環境変化も激しくなるため,冒頭の加齢に伴う心理的 時間の圧縮と同じく,企業においてもビジネス上の心理的時間の圧縮現象が起 きるかと思います。 これらに迅速かつ柔軟に対応するためにも,コンピュータを使った支援システ ムを本格的に導入するべき時期に来ているのではないでしょうか。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●編集後記 ─────────────────────────────────── リオデジャネイロ五輪以降,卓球がスポーツとして脚光を浴びています。 さらに,若い選手の台頭でテレビ観戦が面白いです。 今月22日,卓球全日本選手権の男女シングルスの決勝がありました。 女子は昨年準優勝で16歳の平野美宇さんが,石川佳純さんを4-2で破り優勝。 更に石川さんの4連覇を阻止しての初優勝であり,平野さんは高校一年生で, この年での優勝は男女通じて史上最年少だそうです。 テレビのインタビューでは,平野さんは 「リオデジャネイロ五輪に出られなくてすごく悔しかった。今回は絶対優勝 したかった。今年優勝しないと最年少記録は抜けなかった。」 と話していて,嬉しさが全身からあふれて,意思の強さを感じました。 悔しさをバネにして,“卓球全日本選手権で最年少優勝をする”という明確な 目標設定をしたからこそ,そこにたどりつけたのだと思います。 目標設定はとても大事ですが,そこに向かう平野さんの努力があったからで, 「この1年で自分から攻める卓球を意識して練習してきた成果がでた」とも 話していました。 余談ですが,「知識活用型企業への道」の記事の冒頭でありましたが, 時間の心理的長さは年齢に反比例する(シャネーの法則)ので,平野さんの 充実した一年と比較すると,私の時間は3倍速以上であっという間に過ぎてし まい,いつも“たられば” を繰り返している気がします。 自分の子供の年齢と同じ選手が,世界の舞台を目指して戦っている姿は本当に 素晴らしく日本人として誇らしいです。若干16歳が頼もしく見えます。 これからも,お母さんの心境で応援しています! 最後までお読みくださいましてありがとうございました。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ──「QMSを経営に活かしたいあなたに贈る」── * 配信追加は下記にお知らせください。  mailto:qmsmelg@ciaj.or.jp * 発行:一般社団法人 情報通信ネットワーク産業協会     QMS委員会メルマガ編集部  http://www.ciaj.or.jp/top.html  http://www.ciaj.or.jp/qms/(QMS委員会ホームページ) * 発行責任者:QMS委員会メルマガ編集部事務局(菅野 清裕) * 皆様のご意見・ご要望をどしどしお寄せください!  qmsmelg@ciaj.or.jp ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ Copyright(C)2004-2017 CIAJ QMS committee All rights reserved.