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━ CIAJ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

   「QMSを経営に活かしたいあなたに贈る」 QMS委員会

     2014年度もQMS委員会は価値ある情報発信を続けます!



                      2014年 4月1日発行 第60号

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ CIAJ ━
≪ 第60号 目次 ≫

 ・はじめに                              
 ・QMS戦略セミナー                      
  『リスクマネジメントと意思決定』及び               
           『次期改正ISO 9001情報とリスクマネジメント』報告
 ・QMSサロン「QMSにある組織的知識の結合とそこから生まれる価値」報告
 ・ISO 9000の改訂動向「ISO規格類の妥当性確認情報と今後の動きについて」
 ・TL 9000コーナー「QMSのレベルアップ」                
 ・知識活用型企業への道「QMSにおける知的資産運用への取り組み」
 ・QKM e−ラーニングシステムの一時サービス停止について(再通知)
 ・編集後記

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●はじめに
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このところ,桜の開花のたよりが聞かれ,街を歩いていると梅,桃,早咲きの
桜やこぶしなど淡い色の花を目にすることができ,季節が冬から春へと着実に
動いていることを感じます。

春は別れの季節であり,出会いの季節でもあります。企業や学校では新しい年
度が始まりますが,小学校の入学の時に感じたワクワクやドキドキを今も何か
に対して感じることはありますか。

人は順応性がある一方で慣れっこになってしまうきらいもあります。また,好
奇心をもって物事に接すると新たな世界を感じることもあります。
そして,ワクワクドキドキはやる気を後押ししてくれる頼もしい存在です。
リセットボタンを押して,新たな1年をスタートしてみませんか?

QMS委員会は皆様のコトづくりを後押しできるよう新たなチャレンジをして
いきたいと考えています。
それでは,メルマガ60号をお届けいたします。

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●QMS戦略セミナー
  『リスクマネジメントと意思決定』及び
           『次期改正ISO 9001情報とリスクマネジメント』報告
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QMS委員会では,昨年7月に引き続き,2月26日に新興プランテック株式会社の
榎本徹 様をお招きし,『リスクマネジメントと意思決定』及び『次期改正
ISO 9001情報とリスクマネジメント』のテーマでQMS戦略セミナーを開催いたし
ました。

今回は,“プロジェクトマネジメントで繰り返し訪れる意思決定にリスクマネ
ジメントがどう関わるのか”,また,“次期改正ISO 9001の情報とリスクの概
念がどのように組み込まれるのか”を中心にお話いただきました。

昨年同様にボリュームのあるセミナー資料をもとにテンポの早いお話でしたが,
アンケート結果では,「よかった」が60%,「ややよかった」が35%と多くの方
から好評をいただきました。

特に,MSSの上位構造であるAnnex SLの位置付け,ISO/CD 9001のリスクに関連
する箇条とポイントについて理解を深めたと多数のコメントが寄せられました。

また,QMS活動やプロジェクト推進に関して,各社が抱える問題や今取り組む
べき課題についても多くのコメントをいただきました。

セミナー後のフリートークの場にも多数のご参加を戴きました。この日の参加
者の多くはISO 9001改正が主な参加動機とのことでしたが,ISO9001改正関連
では「今回の改正をどう見ればよいか」「今の段階で何をすべきか」など単な
る興味本位でないことが伺えました。また,リスクに関しては,「意思決定は
選択肢が多くないことが大事」「リスクの評価の前に課題をどう抽出し理解す
るかが大事」「リスクがらみの学習には,過去のトラブル,クレーム,ノウハ
ウの活用が有用(榎本講師の会社で40年分のデータを蓄積し実践)」「組織
はポジションで見える景色が異なり,リスクも異なる可能性あり」「リスクマ
ネジマントは未来を統制するものである(前回の結論)」など金言とも言える奥
の深いディスカッションが行われ,ここでも関心の高さが伺えました。

今回も充実した内容で高い評価をもって終えることができましたが,アンケー
ト結果を踏まえ,今後のリスクマネジメントに関するセミナーの企画について
検討してまいります。

 受講者アンケート結果は,下記の会員専用サイトからご覧戴けます。

 <会員専用サイト(ID,PWが必要です)>
 http://www.ciaj.or.jp/qms_m/pdf/140226.pdf


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●QMSサロンの報告
 『QMSにある組織的知識の結合とそこから生まれる価値』報告
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第12回「QMSサロン」を 3月17日に開催いたしました。

QMS委員会フェロー 山本 正 様(MBA,Ph.D)をファシリテーターに迎え,
「QMSにある組織的知識の結合とそこから生まれる価値」をテーマに意見交換が
行われました。

導入のお話として,QMSの内外にある知識や情報を組織的な知識として結合する
こと,企業の持続的成長には,新たな価値創造が不可欠であると語られました。

今回は,新たに,多変量分析のツールを用いて,2008年度の活動で,収集した
「役に立たないQMS」の失敗事例を「QMP8原則」と「その他」に分け,これらの
情報の関係を見るという興味深い試みがありました。

(注)当時のQMS事務局から意見を収集したデータであり,偏りなどは考慮され
   ていない点は統計処理上,理解して結果を見る必要があります。
   なお,供給者との互恵関係のデータは失敗事例がないため分析なしです。

<バイプロット分析で分かったこと>

 ・リーダーシップの失敗は5章「経営者の責任」に向かっている。
  (これは,意図したとおりの結果)

 ・人々の参画の失敗は,6章「資源の運用管理」には向かっておらず,
  要求事項とは関係ないところで失敗している。

 ・プロセスアプローチの失敗,マネジメントへのシステムアプローチの失敗,
  意思決定への事実に基づくアプローチの失敗,継続的改善の失敗,
  顧客重視の失敗は,8章「測定,分析及び改善」に向かっている。


<クラスター分析で分かったこと>

 ・QMP8原則は2つのグループに分かれた。興味深い結果である。
  これらから言えることは,8原則は横並びでかかれているが,意味する
  大きさが違うということである。

  * 全体を俯瞰しているクラスター
   マネジメントへのシステムアプローチ,継続的改善,その他

  * 個別概念のクラスター
   リーダーシップ,プロセスアプローチ,顧客重視,人々の参画
   意思決定への事実に基づくアプローチ

これらの分析から分かったことは,実際に失敗している事象が必ずしもISOの
要求事項に合致するとは限らないということでした。


QMSに必要な組織的知識のお話では,

現在のビジネスは,内部情報だけでなく,外部情報と知識にも注意を払わなけ
ればいけないこと,外部(例えば協力会社など)の情報は,正確な情報を得る
ことが必要であることを理解しました。

個人知のうち,形式知化されたものの一部が,組織知であり,
QMSで狙いたいことは将来価値を上げたいということ,未来を担保するために
QMSが必要である,システムは将来に向かうということを学びました。

原則の分析結果と合わせて考えると,マネジメントへのシステムアプローチ,
継続的改善は,将来価値について言っている。それ以外の原則は,現在価値を
言っているように見えるとのことでした。

個人的知識や外部情報を組織的知識とするには,個人的努力では限界があり,
組織的知識の結合は,システム化を進めなければならないことが分かりました。
QMSを情報システムとして見たら良い。QMSで蓄えられている知識はかなりある
とのお話でした。

今回のサロンは,以下の通りのまとめがあり,統計的手法を使って,QMS失敗
事例とQMPを俯瞰したことで,また,QMPの奥深さを垣間見た思いでした。

QMS失敗事例の分析では,規格要求事項を満たすだけでは対応できない部分が
あることを示していた。QMS以外に補間するものがある。
一方で,「マネジメントへのシステムアプローチ」と「継続的改善」の失敗は,
強く関連し興味深い。これらの問題を解決するために,QMSは「組織的知識の
結合」と見ても良い。組織的知識の結合には,個人的な努力は限界があり,
システムアプローチが望まれる。

サロンに参加して,企業の将来価値をよりよきものにするためには,組織的
知識の結合をしていくのが大事で,QMSをもっと活用すべきと感じました。


次回,第13回は,2014年7月に開催予定です。

「QMSサロン」は,会員間コミュニケーションを取ったり,リレーションを
築くにも最適な場です。新たな参加者を大歓迎します。

皆様のご参加をお待ちしております。


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●ISO 9000の改訂動向「ISO規格類の妥当性確認情報と今後の動きについて」
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前号で報告の通りTC176/SC2/WG24のパリ会議が3/3〜7の5日間で開催されまし
た。今回の会合では,CDへのコメントに対する対応案の合意形成と,それに基
づきCD改訂し DISを作成する目的があり,合意形成を重視するためにグループ
別議論はなく全体討論形式で実施されました。

今回の会議の成果としては,箇条4から 8.4.2までは全体会議にてコメントに
ついての対応案に合意しました。また,箇条8の残りの主要点,箇条9.10の主
要点について基本方針を決定しました。

DISは3月末までにコンビナー,事務局による改訂を行い,4月に数名のWG24
エキスパートとコンビナー,事務局による改訂の後,WG24エキスパートに対し
てDIS投票に進むかの意見照会を行います。
その結果,賛成多数の場合は5月中旬を目処にDIS投票を実施します。反対多
数の場合は11月のテルアビブ会議にて改めてDIS作成となります。


日本国内では,ISO 9001の次期改正に対して,認証機関や教育機関からもセミ
ナーなどが行われておりますが,それぞれの機関独自に作成されたもので,
必ずしもISO 9001改正の意図に沿っていない内容である可能性もあると言われ
ています。

これらに対して,ISOでは正しい情報発信をすべくISO 9001支援文書(英語版)
が公開されていましたが,2月中旬より日本語訳をしたものが(一財)日本規
格協会のHPより公開されています。なお,同サイトから原文のアクセスも可能
です。QMSの見直しやISO 9001改正の情報収集に活用下さい。

 <公開されているISO9001支援文書>
 ・ISO 9001:2015 改正の概要(一般利用者向け)
 ・ISO 9001:2015 ”リスクに基づく考え方”

 <(一財)日本規格協会HP>
 http://www.jsa.or.jp/stdz/iso/iso9000.asp


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●TL 9000コーナー「 QMSのレベルアップ 」
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「御社の品質管理レベルは,5段階でいうと3ですね。」と言われたら・・?

「イヤイヤ,当社はISOを取っているからそんなことはない」と答えるかも
知れません。しかし,ISOはレベル3程度とも云われており,ISOを取っ
ていても,QMSが高いレベルにあるとは一概に言えないのが実情です。

QMSは黙っていてもレベルは上がっていきません。何もしなければ現状維持
のままです。レベルを上げるには自助努力が大事です。では,どうすればレベ
ルが上がっていくのでしょうか。

TL 9000は,ISO 9001要求事項(90種)と追加要求事項(92種)からなる電気通信
業界のセクタ規格です。ISO 9001をベースにしたQMSのパフォーマンス向上
を意図した要求事項となっています。QMSのレベルを上げるヒントが沢山含
まれた規格と云えるかも知れません。

QMSのレベルアップを目指すなら,TL 9000追加要求事項を勉強し,役立ち
そうなものを取り入れ,内部監査で確認していくのも良いでしょう。

この様な背景から,QMS委員会は,1999年から TL 9000と関わり続けていま
す。詳しくは,CIAJ Journal 2014/2月号に掲載しています。

2年前からは TL 9000の開発母体であるクエストフォーラムと連携して,TL 
9000説明会を定期的に開催しています。今年も6月に予定していますので,時
期がきましたら案内を差し上げます。


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●知識活用型企業への道「QMSにおける知的資産運用への取り組み」
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このところ,“価値” についてお話をしてきました。価値とは主観的なもので
立場や経験,知識や関心事により影響を受けるものです。その意味でも組織的
に共通した価値観を形成することは,組織活動のベクトルを合わせ,組織力を
有効に活用するために役立つと見えます。例えば,経営理念や「顧客第一」,
「品質第一」などの方針やモットーは,その企業で働くことへのある種の文脈
を与えてくれるでしょう。

しかし,時として品質方針やモットーはスローガン化し単なる建前と看板とな
り,最終的にはその看板があることすらも忘れてしまうものです。一方,企業
風土や企業文化と言われているものは,その企業にしみ込んだ体臭とも言える
もので,あまりにも当たり前なので当人は気付きづらいものです。少し距離を
置いた人たちからは見えてくるものですが,大衆からその企業の価値観もうか
がえるものです。

さて,このところ理屈っぽい話が続きましたので少し気楽にお話をしたいと思
っています。余談ですが最近電子ブックリーダーを手に入れたので,電子書籍
に関わる話題を中心にお話ししたいと思います。このところ国内でも電子出版
が盛んになり,マンガだけでなく小説,学術書まで少しずつ充実しつつありま
す。また青空文庫などフリーで読めるものも少なくありません。

ブックリーダーの価値はそのハードウェアではなく,どのような書籍が読める
かに関わり合いがあります。 5年ほど前に最新の洋書を読む必要性からアメリ
カから電子ブックリーダーを取り寄せ使った経験があります。通常海外から書
籍を取り寄せると時間がかかりますが,電子ブックでしたら一瞬でダウンロー
ドできますので便利でした。しかし,当時は日本語が読めず,また日本語の電
子書籍があまりなく何かと不便を感じておりました。この点も次第に解消され
てきているようです。しかし,個人的な感想ではまだアメリカのように様々な
書籍,とりわけ専門書はまだまだです。また,価格も電子書籍の方が安価のは
ずですが,そうでもないようです。

さて,国内のフリーブックは,例えば青空文庫などがありますが古典的で本屋
さんではあまり取り扱わないであろう本を電子版で手に入れることができます。
フリーだから質が悪いのではと思いがちですが,実際のところは質の高いもの
が多いようです。早速フリーブックで興味をひくものを手当たり次第にダウン
ロードしてみました。

そのひとつに坂本竜馬が記した有名な「船中八策」(青空文庫)がありました。
江戸時代の日本は徳川幕府を頂点とした小藩の寄り合い所帯ですから,国家と
しては思ったほどには一枚岩ではなかったことはご存じのとおりです。その上,
鎖国をしていたので幕府は国内のことだけに関心を持てばよく,いわば国内の
チマチマとした事をマネジメントしていれば安定していた時代でした。しかし,
黒船が来航し西欧列国の圧倒的な軍事力を見せつけられ,国家自体の存続が危
ぶまれる時勢になると,“国のかたち”とその存続が問われる事態になったと
言えるでしょう。

現代的に置き換えれば,サステナビリティですね。幕府の老中たちが無能で海
外事情に通じていないかといえばそうではなく,優秀な官僚機構を備えたよう
です。一方,島津藩のように海外と関係がある藩を除けば,地方の小藩などは
情報も知識もないまま,なんとなく“攘夷すべし”というスローガンだけで右
往左往していたのではないでしょうか。結局,幕府と密貿易で情報を得ていた
薩摩と下関で四国艦隊と直接砲撃を交え,その実力を経験した長州との戦いと
なったと個人的には見ています。歴史的認識は様々でしょうから詳細は省きま
すが,幕末期を見れば情報と知識を持っていた幕府と薩長連合との戦いであり,
つまるところ双方ともにその当時の国力では攘夷は無理であることは認識して
おり,どのように日本という国を帰着させるかの議論(戦争)だったような気
がします。情報や知識を持たない他の諸藩は時勢を俯瞰することもできず,
「どちらの船に乗るか」だけの選択肢しかなかったような気がします。

このような状況において,坂本竜馬(土佐藩の下士)のように固定概念にとらわ
れなかった人々が,江戸や長崎などで個人的に情報と知識を獲得し,藩や身分
の枠を超え活躍したことは,その後の明治維新に大きな影響を与えたと言える
でしょう。情報と知識を持つことは現在と同じように重要だったと言えます。

さて随分と話がそれてきましたが,このような状況の中で書かれたのが,新国
家の骨子を示した「船中八策」です。一脱藩浪士である坂本が,国家という大
きな視点で物事をなぜ考える事が出来たのか不思議ですが,全体を俯瞰し価値
あるものを見つけ出す優れた能力があったようです。そこでこの「船中八策」を
もじって「QMS八策」なるものを,書いてみました。

「一,	 天下の政権を朝廷に奉還せしめ,政令宜しく朝廷より出づべき事。」
「QMS一,企業内に分散している業務をQMSに集約し,俯瞰し,QMS方針として社
     長より宜しく出すべき事。」

「一,	 上下議政局を設け,議員を置きて万機を賛成せしめ,万機宜しく公儀
     に決すべき事。」
「QMS一,QMS事務局を設け,その中に各組織の代表者を任命しQMSとして重要
     な事柄を偏りなく宜しく議論すべき事。」

「一,  有材の公卿・諸侯及天下の人材を顧問に備へ,官爵を賜い,宜しく従
     来有名無実の官を除くべき事。」
「QMS一,有能な管理職や社員を登用し,それ相応の立場を与え,有名無実の管
     理職を宜しく除くべき事。」

「一,  外国の交際広く公儀を採り,新たに至当の規約を立つべき事。」
「QMS一,関連企業やサプライヤーおよび組織外活動は,企業全体の立場からこ
     れを行い,新たに適切なルールを設定する事。」

「一,  古来の律令を折衷し,新に無窮の大典を選定すべき事。」
「QMS一,従来のルールの良いところを取り合わせ,新たに長期的視点から重要
     であることを選定すべき事。」

「一,  海軍宜しく拡張すべき事。」
「QMS一,企業力を宜しく拡大充実すべき事。」

「一,	 御親兵を置き,帝都を守備せしむべき事。」
「QMS一,内部監査員を置き,QMSの健全性を担保せしむべき事。」

「一,  金銀物貨宜しく外国と平均の法を設くべき事。」
「QMS一,取引および組織間の関係で不平等な部分があれば,これを是正する方
     法を設けるべき事。」

何となくの当たらずとも遠からずの「QMS八策」になったようですが,皆さんも
独自の「QMS八策」を考えて良いでしょう。それなりに,見えてくるものがあり
そうです。


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●QKM e−ラーニングシステムの一時サービス停止について(再通知)
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メルマガ 1月31日発行 第59号でもご通知しましたとおり,QKM e-ラーニングは
ホスティングサービスを利用したe-ラーニングシステムに移行するため,一時
サービスを停止いたしました。

・サービス停止期間:2014年4月1日(火)〜5月28日(水)

・新システムによるサービス開始予定日:2014年5月29日(木)

・新システムによるサービス提供コンテンツ
  現行と同じ,ISO 9001:2008規格解釈コース(1プログラム)
  品質管理基礎講座(4プログラム)

移行作業期間中は,QKM e-ラーニングサービスをご利用できなくなり,会員企
業の皆様にはご不便をおかけいたしますが,ご理解を賜りたく再度通知申し上
げます。


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●編集後記
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2月に降った大雪は、関東甲信地方では平年の3倍以上の降雪量をもたらしま
した。これは例年30cmのところが1mの雪となったわけで,この差はとても大き
く,大きな被害をもたらしました。この雪も地球温暖化によるものと説明がさ
れておりましたが,雪の少ない関東地方でも雪への備えをどうするかを考え直
すきっかけにしなければならないと思います。然しながら,自然の力は大した
もので桜の開花はほぼ平年並みのようです。
 
一方,我々の関心事は,消費税率の8%への引き上げで,商機と考え箱売りの
セールをするお店と,購買に奔走する消費者でお店は軒並みにぎわい,品薄で
メーカーの増産で対応している商品もあるようです。今日あたりは,駆け込み
で定期券を購入するために駅に長い列ができているのではないでしょうか。
くれぐれも余計なものまで買うことのないようにしないといけないですね。

この2つをみるとバランスという言葉が浮かんできます。企業活動でも瞬間的
にはいろいろなことが起こりますが,あるべき方向に向かいバランスをとって
いくことが大切で,それを行うことが経営であり,QMSであると考えます。

QMS委員会は,タイムリーな情報発信とともにイベントを通じて会員の皆様
に気付きが与えられるよう活動してまいります。
最後までお読みいただき,ありがとうございました。


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──「QMSを経営に活かしたいあなたに贈る」──

* 配信追加は下記にお知らせください。
 mailto:qmsmelg@ciaj.or.jp
* 発行:一般社団法人 情報通信ネットワーク産業協会
    QMS委員会メルマガ編集部
 http://www.ciaj.or.jp/top.html
 http://www.ciaj.or.jp/qms/(QMS委員会ホームページ)
* 発行責任者:QMS委員会メルマガ編集部事務局(菅野 清裕)
* 皆様のご意見・ご要望をどしどしお寄せください!
 qmsmelg@ciaj.or.jp
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