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━ CIAJ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

    「QMSを経営に生かしたいあなたに贈る」 QMS委員会

「異業種見学会,QMS戦略セミナーなどなど続々と開催です!」

                      2005年9月15日発行 第9号

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ CIAJ ━
≪ 第9号 目次 ≫

 ・はじめに
 ・復活!!異業種見学会「花王株式会社 すみだ事業場」
 ・今年も新たな気付きをお届けします QMS戦略セミナー日程決定!!
 ・トレンド情報 「ISO9000シリーズへの期待」
     〜ISO9004は今後のマネジメントシステムをリードしていけるか〜
 ・TL9000コーナー「ベストプラクティス会議紹介」
 ・QKM e-ラーニングサービスのご紹介(第8号に続き再掲)
 ・編集後記

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●はじめに
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 暑い暑いといいながらも朝晩は幾分かしのぎやすくなりました。街はすでに
夏の面影はなくすっかり秋の装いとなっておりますが,日中はまだまだ残暑も
厳しく,本格的な秋の訪れにはもう少し時間がかかりそうですね。

 QMS委員会では,3年ぶりの異業種見学会になんとQMS戦略セミナーの
3連発と盛り沢山のイベントを用意いたしました。
 また,QKM e-ラーニングサービスは随時受付中です。

 活用すれば活用するほどメリットが高いのがQMS委員会。みなさんも是非
イベントに参加いただき,充実した秋をお過ごしいただきたいと思います。

 10/4(火)〜8(土)には,「CEATEC JAPAN 2005」が幕張メッセ
で開催されます。こちらも是非お出かけください。

   CEATEC JAPAN 公式WEBサイト⇒ http://www.ceatec.com

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●復活!!異業種見学会「花王株式会社 すみだ事業場」(10/7開催)
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 既に会員の皆様にはメールにてご案内しておりますが,2002年以来の異業種
見学会の企画を復活致しました。

 今回の訪問先は,花王株式会社のご協力を得て東京のすみだ事業場を訪問
致します。
 
 花王株式会社は,企業業績の面で継続的に高い評価を得られている一方,
お客様のご意見を即座にフィードバックする情報システムをいち早く構築され
ていることでも知られております。

 企業業績の良い会社を見学することで,皆様にとっても新たな発見など実り
ある見学会になることと確信しております。折角の機会につき多数の参加を
お待ちしております。
 
 今回の見学コースでは化粧品に関するコーナーもありますので,女性の皆
さんのご参加を歓迎いたします。

 なお,現状,申込み数が少ない状況です。9/20が申込み期限です。
奮ってご参加いただけますよう改めましてお願いいたします。

<募集要領>
1.訪問先:花王株式会社 すみだ事業場
  ・住所; 東京都墨田区文花2-1-3
  ・電話連絡先;  03-5630-9004(代表)
  ・URL: http://www.kao.co.jp/corp/about_kao/a06/place_01.html
  ・現地は写真撮影禁止,全エリア禁煙です
2.実施年月日:10/7(金) (雨天でも決行いたします)
3.集合場所及び時刻:JR総武線 亀戸駅 北口前 噴水公園
   (集合時刻:13:15)時間厳守でご参集ください。
4.募集定員:50名
5.当日の工程:
   13:15 JR亀戸駅前 噴水公園 集合
   13:30 JR亀戸駅前 噴水公園 出発
   14:00〜16:00 花王株式会社 すみだ事業場 見学
      (1)会社概要説明,(2)工場見学,(3)質疑応答
   16:00 解散(すみだ事業場を退場したところで解散と致します)
6.参加費用:無 料
7.申込み期限:申込書にて,9/20(火)迄に事務局宛申込み下さい。
    (原則メール。FAXでも可)

詳細は個別の案内メールまたはQMS委員会事務局にて確認下さい。

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●今年も新たな気付きをお届けします QMS戦略セミナー日程決定!!
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 QMS戦略セミナーは,業界を取り巻く環境の激変とともに,会員の皆様の
経営・品質の課題に対するソリューションおよび体質改善といったテーマへの
関心が増大し,2003年より「時流にあったテーマについての有識者によるセミナー」
としてスタートいたしました。

 現在は,会員の皆様の要望の多いプロジェクトマネジメントやソフトウェア
開発といったテーマを中心に企画しております。また,総会にて皆様より戴き
ましたご意見(アンケート結果)より,このQMS戦略セミナーへの期待の
大きさを実感するとともに,QMS委員会の基幹事業としてますます充実させ
ていきます。

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今秋のQMS戦略セミナーは,以下の通りです。
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 10/19(水) 15:00〜17:00 大手町・サンケイビル1〜3会議室
   テーマ:“プロジェクトマネジメント実践のポイント”
       〜成功のための世界的ノウハウ〜
   講師:日本アイビーエム株式会社 取締役専務執行役員 冨永 章氏

   プロジェクトマネジメントの世界では多方面でご活躍の冨永専務を講師
   にお招きして本流のプロジェクトマネジメントについてお話戴きます。

   セミナー終了後の講師を交えてのフリーディスカッションタイムも勿論
   ございます。日常業務の課題の解決のためにも是非ご参加を!

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 10/31(月) 14:00〜17:00 大手町・サンケイビル1〜4会議室
   テーマ:“バランススコアカードの基礎と活用”[講義編]
       〜改善につなげるBSCの活用方法と注意すべき落とし穴 〜
   講師:横浜国立大学 吉川 武男教授

   バランススコアカード(BSC)については,国内第一人者の吉川教授を
   お招きして,講義と演習を別々に設定いたしました。
   10/31は,講義編です。
   講義編では,基礎とともに導入でよく陥りやすい問題などについても
   お話いただきます。

   セミナー終了後の講師を交えてのフリーディスカッションタイムも勿論
   ございます。日常業務の課題の解決のためにも是非ご参加を!

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 11/ 9(水)  9:00〜18:00 大手町・サンケイビル3〜4,5〜6会議室
   テーマ:“バランススコアカードの基礎から構築まで”[演習編]
       〜吉川教授の直接指導によるBSCの実践演習〜
   講師:横浜国立大学 吉川 武男教授
   ※ 本セミナーは,QMS会員以外の方は有償です。申込み多数の場合
    は追加設定を予定しております。

   10/31の講義に続き,演習ではケーススタディを少人数グループ演習方式
   で吉川教授の直接指導でBSCの構築までを行います。
   頭で理解していても最初のうちは簡単にはできないのがBSCです。
   是非,チャレンジいただき,BSCを体得して下さい。

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いずれも詳細は個別の案内メールまたはQMS委員会事務局にご確認下さい。

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●トレンド情報 「ISO9000シリーズへの期待」
     〜ISO9004は今後のマネジメントシステムをリードしていけるか〜
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現在,TC176では,ISO 9001,9004のデザインスペックの投票を行っています。

 ISO 9001はマイナーな修正,9004は日本の提案をベースに継続的発展を目指
す内容に大幅改定の予定です。

 これから修正・改定されるISO 9001,9004が,今後の企業のマネジメント
システムをリードしていける内容であるかは,実社会のニーズとの関係で決ま
ってくるでしょう。

 社会のニーズの変化として企業の外部環境が,高度成長時代のように作れば
売れる時代から大きく変化し,モノあまりの時代になり,消費者の選択の幅と
代替品の登場により大きく企業と消費者との関係が変わりつつあるように見受
けられます。

 製品品質だけでなく企業の利害関係者(従業員,関係会社,サプライヤ,
地域社会,国際社会など)の要求を満たしながら,顧客満足を十分に満たして
いくマネジメントシステムが,企業の継続的発展の力としてより重要視されて
くるでしょう。製品・サービスと顧客との関係により企業の持続的発展の可能
性を探すことになります。

 例えば,トヨタのレクサス戦略は,レクサスを所有するオーナーの満足度を
最大限に上げていく戦略で,いよいよ顧客満足の最大化による収益の最大化を
狙う活動が本格的になってきたと見えます。
 企業の製品だけでなくブランド価値も高めることにより,顧客の所有する
満足をあげていく,強者の戦略といえるでしょう。

 この辺になると,プロセスアプローチでマニュアル通りに接客すれば良い,
というわけではないでしょう。マニュアル文化は画一的なものになりやすく
大量生産,大量消費の中では重要な役割を担っていたでしょうが,個別対応の
レクサス戦略では,マニュアル文化は,マイナス要素になる可能があります。

 重要なのは,知識取得と教育訓練の完了した質の高い従業員が自律的に活動
する企業体系が必要となります。工程管理の延長線では顧客満足経営はできな
いでしょう。

 このような視点で,ISO9001,9004,ISO規格自体も変化する社会環境に対し
て,社会のニーズと企業のニーズに適合する内容にすることができるかが,
規格として生き残れるかどうかといった鍵になります。ニーズに適合できなけ
れば自然淘汰的に消えていく運命にあります。

 ISO9001の94年版ではEUの統合を控え,国を超えて企業活動をしていく
ためにニーズがあり,一方,2000年版の改定では,製品品質のマネジメントの
範囲だけでは取引先の評価として企業のニーズを満たしていないのではないか
として見直しされてきたものと考えられます。

 今回の規格見直しでは企業の生き残りとして,継続的な企業発展をめざす
ものになるでしょう。ISO9004を中心に強化されると見えますがうまく活用
できるかは,その企業の文化と力量に依存します。

 いずれにせよ,規格内容は見直されて,それが企業にとって意味あるものと
なるか,単に資料の山を築くものになるのかは,使い手のユーザ企業の力量に
依存することは今までと変わらないでしょう。

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●TL 9000コーナー「ベストプラクティス会議紹介」
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  クエストフォーラムでは毎年,品質に関連するベストプラクティスを紹介
する会議を開催しています。本年は,9/13,14にカリフォルニアにおいて開催
予定です。

  品質標準を開発する団体が何故ベストプラクティスを?という疑問を持たれ
る方もいると思いますが,QMSは,その成熟度に応じ,「ISO 9000要求事項
を満たす」「TL 9000追加要求事項を満たす」「TL 9000測定法によるベンチ
マークを実施」「ビジネスエクセレンスモデルを構築する」の順に進化して,
ビジネスパフォーマンスが向上していくとクエストフォーラムは定義して
います。

  このビジネスエクセレンスモデルを中心にTL 9000適用の利点,事例,顧客
満足度促進,効率化,継続的改善,SCM,パートナ戦略など多岐の分野
での紹介をお互いに行い,業界シナジー効果を出すことがクエストフォーラム
の狙いです。今回は,CISCO,US Telecom Association,富士通の基調講演を
始め,各企業から40を超える論文紹介がエントリーされています。

  ベストプラクティス会議に引き続き,9/14夕方から9/16にかけて,作業部会
を開催の予定です。TL 9000 要求事項・測定法,ビジネスエクセレンス,グロ
ーバル,監理の各作業部会に分かれて各々のテーマが討議されます。

  このメルマガが皆様のお手元に届く頃には結論が出ているでしょうが,
要求事項・測定法作業部会ではTL 9000の内容に関し,改版のベースが採決
される見込みです。現在のTL 90000要求事項の版はR3.0,測定法は R3.5
ですが,来年4月に,要求事項,測定法併せてR4.0版に改訂される見通し
となっています。

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●QKM e-ラーニングサービスのご紹介(第8号に続き再掲)
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 QMS委員会では,QKM e-ラーニングサービスを提供しておりますが,
総会にて,年会費をいわゆる定額制に移行することを承認戴き,会員企業の
皆様には無料でご提供することになりました。
以降,着実に受講者が増えており,スタッフもうれしい悲鳴をあげております。

 受講すればするほどお得なサービスです。
修了者には,従来,座講で行っていた時と同様に,修了証を授与します。
品質管理,ISO9000の知識証明としても有効です。

まだ,e-ラーニングを始めようか迷っている皆様もこれを機会に,受講されて
は如何でしょうか?

http://www.ciaj.or.jp/content/info/elearning.html

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●編集後記
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最近,日本で大きな地震が発生したり,
アメリカでは,観測史上最強のハリケーンがきたり,災害が目立ちますね。

地球環境にやさしくしてこなかった人間たちに対して,地球が怒っているの
でしょうか?

テレビ番組も,災害に対応する番組が増えています。

先日見た番組では,災害時の必需品は何かということを災害に詳しい方が,
お話になっていました。

一番必要なものは,なんだと思いますか?

水でもなく,乾パンでもなく,携帯でもありませんでした。

なんと,笛(ホイッスル)です。
これは,災害に遭遇して自分が閉じ込められたりした際に,自分の居場所を
知らせる手段ということです。
声を出し続けるより,体力消耗が少ないということです。

避難バッグに常備されているものは,避難できてから必要になるものなんで
すね。あと,暗闇の中での明かりには携帯も役立つと言ってました。

これからは,首に,携帯,ホイッスル,社員証をぶら下げて,毎日を過ごし
ましょう!?

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──「QMSを経営に生かしたいあなたに贈る」──

* 配信追加は下記にお知らせください。
 mailto:qmsmelg@ciaj.or.jp

* 発行:情報通信ネットワーク産業協会 QMS委員会メルマガ編集部
 http://www.ciaj.or.jp/top.html
 http://www.ciaj.or.jp/ciaj/qmst/(QMS会員専用)

* 発行責任者:QMS委員会メルマガ編集部事務局(菅野 清裕)

* 皆様のご意見・ご要望をどしどしお寄せください!
 qmsmelg@ciaj.or.jp
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