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お知らせ

「2013年度 携帯電話の利用実態調査」を実施~ スマートフォンが広く浸透。利用実態にも変化が・・・ ~

2013年7月24日

CIAJは、この度「2013年度 携帯電話の利用実態調査」を実施し、報告書としてとりまとめました。
今回はスマートフォン、フィーチャーフォン別に利用実態の調査を行い、購入重視点やよく利用されている機能等も明らかにしました。本調査により、性・年 代別の利用実態の違いや、スマートフォン、フィーチャーフォンの二極化、利用サービスの変化等を浮き彫りにすることができました。

概 要

本調査は、国内携帯電話・PHS利用実態を把握することを目的に、1998年より毎年4月に定点調査を実施しており、1年で最も販売の多い3月商戦の結果を反映するものとしています。
調査対象は、関東、関西在住の携帯電話利用者1,200人(19歳以下男女各100人、20-29歳男女各100人、30-39歳男女各100人、 40-49歳男女各100人、50-59歳男女各100人、60-69歳男女各100人)です。なお調査は郵送留置により実施しました。
本年の調査結果の特徴的な点は以下のとおりです。

(1)利用端末の動向

<所有端末の種類>

  • 調査対象者1,200人が所有している端末は全部で1,369台であり、所有端末の種類は下表のとおりとなっています。主たる利用端末(1台目と して利用)は、フィーチャーフォンが594人(49.5%)に対して、スマートフォンは573人(47.8%)となり約半々となっています。
<調査対象者の所有端末の種類>
所有端末の種類 所有している台数 主たる利用
(1台目として利用)
フィーチャーフォン 604(50.3%) 594(49.5%)
スマートフォン 578(48.2%) 573(47.8%)
タブレット(Wi-Fiのみ) 55(4.6%) 0(0.0%)
モバイルWi-Fiルータ 53(4.4%) 2(0.2%)
PHS 45(3.8%) 31(2.6%)
タブレット(回線あり) 38(2.8%) 0(0.0%)
合計 1,369 1,200(100.0%)

<スマートフォン利用者数は急増>

  • 2013年度調査では、前年度よりも利用者が9.4ポイント増加しており、この結果からもますますスマートフォンシフトに拍車がかかっていることが見て取れます。

<スマートフォン利用者の経年変化>

(2)端末の買替え

<買替え期間は横ばい>

  • 現在利用している端末の前機種の利用期間は、スマートフォン利用者が30ヵ月、フィーチャーフォン利用者が40ヵ月でスマートフォン利用者の増加が進むことから、今後買い替え期間短縮の可能性が出ています。

<買替え期間の経年変化>

<現在使用している端末の買替え意向は引続き上昇傾向>

  • 調査対象者のうち、約4人に3人(全体の73.8%)が現在の機種の買替え意向を持っているという結果となりました。引き続きの端末購入需要は多くあることが、この結果からもうかがえます。

<買替え意向の経年変化>

<スマートフォンの今後の購入意向は顕著に上昇>

  • 現在使用中の端末の買替え意向者のうち、スマートフォンの購入意向者は99.5%で、前年より約6.9ポイントアップしています。

<スマートフォンの今後の購入意向の経年変化>

(3)端末の購入重視点は・・・

<スマートフォン、フィーチャーフォン別の購入時に重視する点>

  • 次回購入時に重視する点は、スマートフォン、フィーチャーフォンとも価格が1位、2位であるが、4位以下が異なっています。スマートフォンでは 「サイズ(手に持ったフィット感)」、「メーカー・ブランド」「タッチパネル操作」「さくさく動作」「最新バージョンOS」と機能が中心でフィーチャー フォンは外観などとなっています。
<スマートフォン、フィーチャーフォン別の購入重視点>
順位 スマートフォン(n=570)
1 月々の支払 69.5
2 端末購入価格 68.9
3 デザイン 57.5
4 サイズ(手に持ったフィット感) 42.3
5 バッテリー持ち時間 41.1
6 メーカー・ブランド 40.0
7 タッチパネル操作 38.4
8 32.1
9 液晶画面解像度 30.4
10 携帯事業者 29.3
11 カメラ機能 28.9
12 さくさく動作 26.1
13 表示画素数 25.3
14 SNS、ブログ閲覧、書き込み 25.1
サイズ(薄さ)
16 サイズ(重さ) 24.6
17 CPU 23.9
緊急地震速報
19 音楽プレーヤー機能 22.8
20 操作性が良い 20.9
順位 フィーチャーフォン(n=588)
1 端末購入価格 82.7
2 月々の支払 76.9
3 デザイン 67.5
4 操作性が良い 41.2
5 サイズ(手に持ったフィット感) 39.6
6 バッテリー持ち時間 39.3
7 38.6
8 サイズ(重さ) 29.9
9 タッチパネル操作 29.3
10 サイズ(薄さ) 27.4
11 防水 19.2
12 緊急地震速報 18.4
13 文字が大きく見やすい 14.1
14 携帯事業者 13.6
15 表示画素数 12.6
液晶画面解像度
17 カメラ機能 12.1
18 CPU 10.5
19 液晶画面の大きさ 10.4
20 さくさく操作 8.2

(4)スマートフォンとフィーチャーフォンの利用の違い

<メール・電話の利用>

  • スマートフォン利用者が増加したことにより、キャリアメールが減り、インターネットメール及びSNS系のメール(LINEなど)利用率が増加している。
    また、従来からの通話はスマートフォン及びフィーチャーフォン利用者ともに全年代で利用されているが、スマートフォンでは10代から30代男性においてIP電話(LINEなど)の利用が多い。
2012年度 2013年度
スマート
フォン
フィーチャー
フォン
スマート
フォン
フィーチャー
フォン
キャリアメール 88.4% 83.8% 72.9% 79.6%
インターネットメール 46.7% 9.0% 54.1% 12.5%
SNS系メール 調査なし 65.6% 3.7%

<スマートフォン利用者のWi-Fi利用>

  • スマートフォン利用者が中心となるWi-Fi利用では、昨年の71.8%利用から本年は66.8%に減少している。理由としてはスマートフォン利 用者層の変化によるものと思われる。Wi-Fiを利用しない理由に「必要がないから」(61.1%)とともに「Wi-Fiが何かわからない」 (24.2%)が指摘されている。

なお、本報告書は日本語版のみですが、1部¥49,000(税別)、入力データCD-R付を¥59,000(税別)にて販売いたします(7月31日発刊予定、部数限定)
ご希望の方は株式会社シード・プランニング 担当 杉本(TEL:03-3835-9211)までご連絡ください。

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