「IPイントラネット網PBX間相互接続試験」実施結果について（第12回）～sXGP端末を収容した接続試験で良好な接続を確認～

HATSフォーラム（議長：齊藤忠夫東京大学名誉教授）｢PBXテレコムサーバ相互接続試験実施連絡会｣（主査：斎藤正寛富士通株式会社、事務局：一般社団法人情報通信ネットワーク産業協会（CIAJ））では、企業の通信コスト削減の施策として注目されている、企業内イントラネット等IPネットワークを利用しての VoIP通信を可能とするVoIP(SIP)プロトコル仕様(RFC3261)について、IPイントラネット網を利用した各製品間での相互接続試験を実施しました。今回は第12回としてsXGP端末を端末ラインナップとして加えた接続試験を実施し、良好な結果が得られましたのでご報告いたします。

１．試験実施月日

第12回試験　　2019年7月 9日（火）、10日（水）

２．参加企業（順不同）

NECプラットフォームズ株式会社
沖電気工業株式会社（OKI）
株式会社日立情報通信エンジニアリング
富士通株式会社
株式会社ネクストジェン

３．試験実施場所

富士通株式会社新川崎テクロノジースクエア

４．実施体制

PBXテレコムサーバ相互接続試験実施連絡会参加企業に加え、参加企業を公募（2019年6月17日 HATSホームページに掲載）し、試験を実施した。

５．試験方法

IPイントラネット網（IPv4網）のVoIP（SIP）プロトコル仕様（RFC3261）によるPBXテレコムサーバ相互接続試験実施要領（HATS-P-102-V2.8）に従い、全参加PBX間での総当たり試験を実施した。
　sXGP機器は富士通より提供した。

６．試験結果

以下のとおり、5社で10項目の試験を行い、相互接続ができ、5社全て合格した。

＜参加機器＞
企業名	製品名(PBX)
NECプラットフォームズ株式会社	UNIVERGE SV9500
沖電気工業株式会社（OKI）	DISCOVERY neo
株式会社日立情報通信エンジニアリング	NETTOWER CX-01 V2
富士通株式会社	LEGEND-V S100
株式会社ネクストジェン	NX-C1000 for Enterprise

＜試験結果＞
企業名	発信	着信	通話品質	切断	途中放棄	話中	発番表示	転送	セッション監視
NECプラットフォームズ	○	○	○	○	○	○	○	○	○
OKI	○	○	○	○	○	○	○	○	○
日立情報通信エンジニアリング	○	○	○	○	○	○	○	○	○
富士通株式会社	○	○	○	○	○	○	○	○	○
ネクストジェン	○	○	○	○	○	○	○	○	○