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お知らせ

IoTのソリューション・機器市場の動向 〜IoT化で伸びる分野の2016年度規模は5兆円、2017年度も伸びる傾向を把握〜

2018年6月13日

一般社団法人情報通信ネットワーク産業協会(以下、CIAJ)は、このたびIoTソリューション・機器関連の市場規模を把握するための「IoT市場動向」を調査し、まとめました。

CIAJでは、超スマート社会「Society5.0」の実現に向けた事業活動に取組んでおり、その中で、CIAJが把握すべきIoTソリューション・機器の分野を定義し、国内市場規模を調査することでCIAJ会員のIoT事業検討に資するとともに、調査内容を外部へ公表することによりIoT関連の様々な業界や幅広い業種の企業との連携を図り、ICT業界のイノベーションに貢献します。

1.概 要

今回のIoT市場動向調査では、図表1の分類を行ない、グループAを今回の調査対象といたしました。一方、グループBとグループCは、昨年度に実施したIoT機器(IoTデバイス)調査結果を基に、CIAJ自主統計および中期需要予測の国内市場規模から捕捉が可能であることを確認しています。これらの分類から、ICT企業の事業活動によるIoT市場規模を把握することができます。

グループA:IoT化の進展に沿った新たな対象市場
(IoT事業のソリューションや機器、通信キャリアが提供するサービス)
グループB:IoTを対象とすることで伸びる通信機器市
グループC:従来の通信機器市場(IoTデータを扱わない機器)

図表1:IoT市場の調査対象

2.調査内容

(1)全体の傾向

IoT化の進展に沿った新たな対象市場である「グループA」は2兆6,288億円の市場規模があり、「グループB」と合わせると、「IoT化によって伸びる分野(=ICT企業の事業となるIoT市場規模」は5兆2,130億円となって、今後も伸びる分野で占められていることが把握できました(従来の通信機器市場「グループC」も加えると5兆7,541億円になります)。

(2)カテゴリごとの傾向

IoT化によって伸びる分野である「グループA」は、9種類のカテゴリとして「通信、スマートファクトリー、スマートエネルギー、医療・ヘルスケア、物流、その他産業、業種横断、公共、コンシューマ・パーソナル」で区分しています。

このうち、ソリューションレイヤでは、スマートファクトリーが市場規模から見ると4,365億円で最も大きく、直近でも増加傾向が高いカテゴリとなりました。次に、コネクティッドカーやセキュリティが含まれる業種横断が3,927億円の市場規模となり、同様に増加する傾向が高い見通しです。

また、機器レイヤでは、業種横断に分類されるテレマティクス機器等が7,042億円と最も大きく、次に個人向け事業となるコンシューマ・パーソナルに分類されたウェアラブル端末等が4,498億円となりました。

一方で、中期需要予測や自主統計から把握できる2016年度通信機器の市場規模から、「グループB」は2兆5,842億円、「グループC」は5,411億円(合計3兆1,253億円)となっています。IoTを対象とすることで伸びる通信機器市場である「グループB」では、中期需要予測の結果から、スマートフォンを含む端末の市場規模が1兆8,867億円であり、今後も伸びるカテゴリ分野であることが確認できました。

図表2:IoT市場の調査内容

3.まとめ

「IoT化によって伸びる分野」の2016年度市場規模は5兆2,130億円となりましたが、2016年度はトライアルや実証実験を進めている企業や、自社内展開を活発に行なっている企業も多いため、市場全体に向けてIoTを活用した事業展開はこれから拡がりを見せると思われます。またスマートファクトリーが、インダストリー4.0などの早期の取り組み等が背景にあったことから、急速に拡大していますが、ほかのカテゴリでも今後、同様に拡大が進むと考えられます。

今回の調査実施にあたっては、昨年度のIoT機器(IoTデバイス)調査の知見を活用するとともに、サービスやプラットフォーム分野に拡大した調査が可能かを検討し、その結果を得ることができました。また、2017年度以降のデータ把握にも活用・展開できる方向性も念頭において、まず2016年度実績値を正しく把握することに重点をおきました。これらの結果を活用して、当年度も引き続いて2017年度数値を把握するとともに、12月に発刊する中期需要予測で算出するカテゴリBとカテゴリCの実績値も踏まえた分析を実施していく予定です。

【補足】
◆報告書は、調査統計分科会/市場調査部が情報通信総合研究所の協力を得て策定しました。
◆本報告書は、CIAJ会員向けのため、会員限定ポータルサイトに掲載する予定です。

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