これは、事例2の講演資料、表紙から9ページ目までをテキスト化したものです。 (表紙:1ページ) 障害者のICTを活用した社会参加推進セミナー 「ICT利用を地域で支える」 平成20年3月12日 東京都障害者ITサポートセンター 社会福祉士 堀込真理子 (2ページ) 社会福祉法人東京コロニー職能開発室 社会参加・就労を目標に、4つの柱 ICTを利用した 1)在宅で学べるIT教育 2)在宅就労(SOHO)支援 3)在宅勤務を対象とした職業紹介 4)ICTの導入・活用の支援 (3ページ、4ページ) 東京都障害者ITサポートセンターの運営 2004.11〜スタート 年平均1500人来場 東京都の地域生活支援事業(国の補助) 福祉保健局より、社福)東京コロニーが事業受託 主な機能 利用相談、 サポータ派遣、 IT講習 少数でも常駐職員がいて、場所がある 様々な分野の方が自然に集まり、 この分野の流れや問題点が見えてくる場所に (5ページ) 主なサービスと利用状況 平成17年度 1014件 18年度 960件 視覚障害の方が最多、その他として 失語症、高次脳機能障害、発達障害等増加 多種多様な機関・団体につないでおり、 真の問題点は実は生活面にあったりもする (6ページ) ○個別の機器選択・適合 相談者個別の利用しにくさを理解、適応したソフト及びハードを選択 その方にとって一番よい設定・作業環境がどこか、利用者とともに操作しながら探る 継続的な支援の場合、個別にケース記録をつけ、職員のみで共有 操作時の姿勢など体に関わることは、専門家へ。 来場時、担当OTや、常に関わっているヘルパー、ケアマネージャーなどの同行を。 (7ページ) ○IT講習事業 定常コースと企画コースの2種類 定常コース)基礎I、IIコースが年間2回 文字入力〜WEB参照、メール作成までを約束 年間約 100人利用 企画コース)不定期実施。多様な内容。年10回強 対象者は当事者の他、家族、ヘルパー、看護士、ボランティアなど支援者向けのもの多数 年間90人利用 新企画サポーターズ・カフェの実施 基本操作の次の利用技術。日中の楽しみを増やす、就労に役立てる、など活用法の獲得 (8ページ) ○サポーター養成・派遣事業 ICT機器の技術支援を行うボランティア養成 年2回養成講座実施 センターまたは利用者宅でサポートを行うよう派遣 「障害」を先に見るのでなく,その人の「困難なこと」を中心に支援を展開できる人 現在(2008年3月現在)55人登録 派遣(センター及び訪問)数 年間約100件 <多い訪問例> ALS、脳血管障害の方のコミュニケーション支援  視覚障害の方の作業環境の確認 など (9ページ) ○ これからのセンター 来場者が何度でも安心して来れる、来たくなる場所へ 当事者団体や施設等、必要な所へサービス派遣 作業環境の重視 → PC以外の課題の整理 専門的な支援=理解しにくい障害、病気等への専門的支援あるいはそこへの適確なナビ 利用増大のために 成果の定量的、定性的なアウトプット 障害のある方のみでなく、一部誰でも参加できるサービス作りへ 企業のより積極的なセンター活用 人、もの、組織の情報交差、「足がかり」となる場所へ