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2014年度 上半期(4-9月)通信機器 生産・輸出入概況~国内生産は減少するも輸出は3期連続の2桁成長~

2015年1月21日

一般社団法人 情報通信ネットワーク産業協会(CIAJ)は、この度、2014年度 上半期(4-9月) 通信機器生産・輸出入の概況をまとめました。

2014年度の日本経済は、政府による経済政策や金融政策により緩やかな景気回復基調にあるものの、消費税率引き上げに伴う反動減が長引き、先日発 表の実質GDP見通しがマイナスに転じました。国内通信機器市場は、円安の影響から輸出が好調であるものの、生産が海外へシフトしているため国内生産は大 幅に減少し輸入が引き続き高位を維持する状況にあります。加えて、国内市場に海外企業が参入し企業間の競争は激しさを増しています。

このような中、2014年度上期の国内通信機器生産金額は3,891億円、前年同期比19.5%減となりました。また、輸出総額は2,216億円(同比21.0%増)、輸入総額は1兆721億円(9.1%減)となりました。

*生産額は経済産業省「生産動態統計」、輸出入額は財務省貿易統計の公表値を引用し、CIAJにて作成。

I.国内生産

生産金額は3,891億円、前年同期比19.5%減と前年度上期に続き2年連続(半期で4期連続)の大幅なマイナスとなりました。

【機種別には以下の通り】

  • 有線端末機器 357億円(前年同期比6.8%減・構成比9.2%)うち、電話機19億円(同比39.6%減)、電話応用装置330億円(同比2.2%減)、ファクシミリ8億円(同比40.7%減)となりました。
  • 移動体端末機器 1,102億円(同比41.2%減・構成比28.3%)うち、携帯電話838億円(同比28.9%減)、公衆用PHS端末57億円(同比13.9%増)となりました。携帯電話はスマートフォン市場で海外メーカーとの販売競争の激化や海外に生産シフトしているために国内生産が大幅な減少となりました。
  • 有線ネットワーク関連機器 1,166億円(同27.0%減・構成比30.0%)うち、交換機421億円(同比15.7%減)、搬送装置745億円(同比32.2%減)となりました。IP化や低価格化の進む構内用交換機(PBX)と投資が一巡したデジタル伝送装置が大幅な減少となりました。
  • 無線ネットワーク関連機 926億円(同比40.1%増・構成比23.8%)うち、固定通信装置279億円(同比31.1%増)、基地局通信装置647億円(同比44.4%増)となりました。固定通信装置は防災関連の需要が好調で増加となり、基地局通信装置は海外市場の旺盛な通信インフラ需要に支えられ大幅な増加となりました。
  • ネットワーク接続機器 222億円(同比4.1%増・構成比5.7%)ブロードバンド普及によるコンシューマ関連機器の好調や自治体、企業によるBCP対策への投資が継続し前年上期に続き増加となりました。
  • 有線部品 119億円(同比10.1%増・構成比3.1%)リレー・中継装置関連を含む有線部品は通信インフラ関連の投資拡大により増加となりました。
図表1:生産動向推移(機種別)
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II.輸出

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(出所:財務省貿易統計調査)

輸出金額は 2,216億円(前年同期比21.0%増)となりました。。

【機種別には以下の通り】

  • 電話機及び端末機器は34億円(同比29.3%減・構成比1.5%)携帯電話 18億円ファクシミリ 1億円

    コードレスホン 1億円

    その他 14億円

  • ネットワーク関連機器は856億円(同比17.7%増・構成比38.6%)基地局 146億円データ通信機器 686億円

    その他ネットワーク関連機器 24億円

  • 部品は1,326億円(同比25.6%増・構成比59.8%)

上半期実績は、端末機器は海外への生産シフトにより輸出は減少したものの、海外市場の通信インフラ需要が旺盛なことから、ネットワーク関連機器と部品は前年より大幅な増加となりました。

地域別では、アジアは1,479億円(前年同期比30.4%増・構成比66.7%)、うち中国は865億円。北米は370億円(同比22.1%減・ 同比16.7%)、うち米国は362億円。欧州は178億円(同比27.7%増・同比8.0%)、うちEUは 146億となりました。特に中国(同比84.2%増)、中南米(同比187.2%増)、アフリカ(同比104.0%増)中近東(同比89.7%増)への基 地局通信装置や部品を中心とした輸出が大幅に増加しました。

●輸出の地域別金額・前年同期比
1位アジア1,479億円(30.4%増)
2位北米370億円(22.1%減)
3位欧州178億円(27.7%増)
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(出所:財務省貿易統計調査)

III.輸入

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(出所:財務省貿易統計調査)

2014年度上半期の輸入総額は1兆721億円(前年同期比9.1%減)となりました。

【機種別には以下の通り】

  • 電話機及び端末機器は6,238億円(同比16.8%減・構成比58.2%)携帯電話 6,143億円ファクシミリ 21億円

    コードレスホン 35億円

    その他 39億円

  • ネットワーク関連機器は3,000億円(同比5.4%増・構成比28.0%)基地局 352億円データ通信機器 2,535億円

    その他ネットワーク関連機器 113億円

  • 部品は1,483億円(同比2.0%増・構成比13.8%)

特にここ数年、携帯電話が大幅な増加が続いていましたが、上半期実績は4年ぶりに前年同期比17.0%減となりました。

地域別では、アジアは9,988億円(前年同期比9.1%減・構成比93.2%)、うち中国は8,039億円。北米は383億円(同比11.6% 減・構成比3.6%)、うち米国は369億円。欧州は198億円(同比17.4%増・構成比1.8%)、うちEU は194億円となりました。アジアからの輸入は、基地局、データ通信装置、部品の3機種が同比プラスであったものの、携帯電話が同比で17%減となりトー タルでは9.1%減となりました。

●輸入の地域別金額・前年同期比
1位アジア9,988億円(-9.1%)
2位北米383億円(-11.6%)
3位欧州198億円(-17.4%)
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(出所:財務省貿易統計調査)

注)上記の概況値は、現時点での集計値です。今後、修正が入る場合もあります。

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