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2013年度(4-3月) 通信機械生産・輸出入概況 ~輸出が増加に転じるも国内生産の減少が続く~

2014年6月18日

一般社団法人 情報通信ネットワーク産業協会(CIAJ)は、この度、2013年度通期(4-3月) の通信機器生産・輸出入の概況をまとめました。

経済産業省動態生産統計をベースに取りまとめた通信機器国内生産は、1兆308億円(前年度比12.4%減)となり、昨年度に続き2桁の減少となり ました。また、財務省の貿易統計より通信機器輸出総額は3,949億円(前年度比33.6%増)、輸入総額は2兆6,169億円(前年度比21.6%増) となりました。

国内市場の環境は、アベノミクス効果により株価回復と円安が進行し、国内景気が回復したことに加えて海外需要も概ね回復基調であったことから、3月末までの景気は堅調に推移している状況です。

一方、2013年度の国内通信機器市場は、スマートフォンの普及に伴う通信トラフィック増加に対応するため関連機器の需要は堅調であったものの、国 内生産は減少が続いています。特に、端末機器は携帯電話を中心に生産の海外シフトや海外製品の流入が更に増加し国内生産が大幅に減少しました。但し、輸出 は為替が約20%の円安で推移したことに伴い貿易統計改正した2007年度以来、初めて増加に転じました。グローバル市場の通信機器需要は大きく伸びてい ることから、業界としてその需要を取り込むことが期待されます。

I.国内生産(経済産業省「生産動統計調査」より)

2013年度の生産実績金額は1兆308億円、前年度比12.4%減となり、2012年度に続き2年連続の大幅な減少となりました。

クリックして拡大出所:経済産業省「生産動態統計調査」クリックして拡大出所:経済産業省「生産動態統計調査」

【機種別には以下の通り】

  • 有線端末機器802億円(前年度比+16.0%)うち電話機49億円(同比▲15.5%)、電話応用装置730億円(同比+15.3%)注)電信・画像装置は区分統廃合により2012年度は秘匿2013年1月より「ファクミリ」のみの区分にて表示。
  • 移動体端末機器3,921億円(同比▲27.7%)うち、携帯電話2,805億円(同比▲38.2%)公衆用PHS端末106億円(同比▲27.1%)
  • 有線ネットワーク関連機器3,151億円(同比▲7.1%)うち、交換機982億円(同比▲21.1%)搬送装置2,169億円(同比+1.5%)
  • 無線ネットワーク関連機器1,822億円(同比+12.3%)うち、固定通信装置704億円(同比+14.3%)基地局通信装置1,119億円(同比+11.1%)
  • ネットワーク接続機器395億円(同比▲10.1%)
  • 有線部品217億円(同比+9.6%)

《2013年度の主な機種の国内生産動向》

  • 有線端末機器は、ボタン電話の買い換え需要やファクシミリの複合機へのシフトにより需要により国内生産は増加しました。
  • 移動体端末機器は、この数年、携帯電話加入者数は増加するものの海外製品の市場流入や海外への生産シフトにより国内生産は大幅に減少しました。特に携帯電話は2008年度の1/3以下に落ち込みました。
  • 有線ネットワーク関連機器は、局用交換機が昨年まで続いた震災対応の終息し前年を大幅に下回りました。デジタル伝送装置や変復調装置の生産は通信事業者の設備投資需要が回復し前年度を上回りました。
  • 無線ネットワーク関連機器は、トラフィックの増加に対応した携帯基地局の増設や衛星の打ち上げ実施により、基地局通信装置と衛星系通信装置の前年度を大幅に増加しました。
  • ネットワーク接続機器(ルータ、LANスイッチ等)は、トラフィックの増加に対応した通信事業者の設備投資が一段落し前年度を下回りました。また、有線部品は、ネットワーク関連機器の中継装置需要により4年連続で増加しました。

II.輸出

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(出所:財務省貿易統計調査)

2013年度の輸出総額は3,949億円(前年度比33.6%増)と2008年度から5年連続して前年度を下回っていましたが、ようやく増加に転じました。

  • 電話機及び端末機器は 98億円携帯電話 73億円ファクシミリ 3億円コードレスホン 3億円その他 19億円
  • ネットワーク関連機器は 1,448億円基地局 72億円データ通信機器 1,332億円その他ネットワーク関連機器 44億円
  • 部品は 2,403億円

2013年度を前年と比較すると携帯電話(前年度比+126.3%)は大幅に増加しました。以下、ファクシミリ(同比▲67.0%)、コードレスホ ン(同比▲43.0%)、基地局(同比▲34.8%)、データ通信機器(同比+10.9%)、その他NW関連機器(同比+10.3%)、部品(同 比+56.0%)となりました。

地域別では、アジアが2,602億円(前年度比+47.1%・構成比65.9%)、うち中国は1,272億円。

北米は883億円(同比+20.5%・同比22.4%)、うち米国は840億円。

欧州は285億円(同比+0.1%・同比7.2%)、うちEUは 224億円となりました。

●輸出の地域別構成比(前年度比)
1位アジア65.9%(同比 +6.1%)
2位北米22.4%( 同 -2.4%)
3位欧州7.2%( 同 -2.4%)
その他地域4.5%( 同 -1.2%)
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(出所:財務省貿易統計調査)

III.輸入

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(出所:財務省貿易統計調査)

2013年度の輸入総額は2兆6,169億円(前年度比+21.6%)と4年連続で2桁の増加となりました。

  • 電話機及び端末機器は 1兆6,943億円携帯電話 1兆6,735億円ファクシミリ 46億円コードレスホン 80億円その他 83億円
  • ネットワーク関連機器は 6,186億円基地局 678億円データ通信機器 5,268億円その他ネットワーク関連機器 241億円
  • 部品は 3,040億円

2013年度は、携帯電話が前年度比+35.5%となり6年連続で増加となりました。以下、ファクシミリ(同比▲26.3%)、コードレスホン(同 比+21.5%)、基地局(同比+1.1%)、データ通信機器(同比+2.5%)、その他ネットワーク関連機器(同比+10.6%)、部品(同 比+3.0%)となりました。

地域別は、アジアが2兆4,618億円(同比+4.0%・構成比94.1%)、うち中国は2兆287億円。

北米822億円(同比+2.0%・同比+3.1%)、うち米国は786億円。

欧州は331億円(同比▲29.3%・同比1.3%)、うちEUは 322億円となりました。

●輸入の地域別構成比(前年度比)
1位アジア94.1%(同比 +1.8%)
2位北米3.1%(同 -0.6%)
3位欧州1.3%(同 -0.5%)
その他地域1.5%(同 -0.7%)
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(出所:財務省貿易統計調査)

注)上記の概況値は、現時点での集計値です。今後、修正が入る場合もあります。

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