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2013年度 上半期(4-9月)通信機器 生産・輸出入概況~モバイルデータトラフィック対応と防災インフラ需要が市場を牽引~

2014年1月15日

一般社団法人 情報通信ネットワーク産業協会(CIAJ)は、この度、2013年度 上半期(4-9月) 通信機器生産・輸出入の概況をまとめました。
日本経済は、2013年度に入り為替安定による輸出の持ち直しや公共投資などの経済対策による内需改善により緩やかな回復となりました。国内景気は消費 税前の駆け込み需要により活性化してきていますが、通信機器市場は端末機器を中心に海外生産シフトが加速し、グローバル企業の参入による企業間の競争もさ らに激しさを増すという厳しい環境にあります。
このような中、2013年度上期の国内通信機器生産金額は4,843億円、前年同期比21.7%の減少となりました。また、輸出総額は1,832億円(同比30.2%増)、輸入総額は1兆1,798億円(27.2%増)となりました。

*生産額は経済産業省「生産動態統計」、輸出入額は財務省貿易統計の公表値を引用し、CIAJにて作成。

I.国内生産

生産金額は4,843億円、前年同期比21.7%減と前年度上期は8年ぶりのプラスに転じましたが、再び同比で大幅なマイナスとなりました。

【機種別には以下の通り】

  • 有線端末機器 385億円(前年同期比19.9%増)
    うち、電話機33億円(同比11.9%増)、電話応用装置337億円(同比15.9%増)、ファクシミリ14億円(同比無し)。
  • 移動体端末機器 1,879億円(同比42.4%減)
    うち、携帯電話1,184億円(同比59.2%減)、公衆用PHS50億円(同比25.7%減)。携帯電話はスマートフォン市場の海外メーカーと価格競争や海外生産シフトが進み、国内生産額が大幅に減少しました。
  • 有線ネットワーク関連機器 1,597億円(同1.1%減)
    うち、交換機499億円(同比19.3%減)、搬送装置1,098億円(同比10.3%増)。交換機は、局用交換機が昨年度の同比プラスから一転し大幅なマイナスに転じました。
  • 無線ネットワーク関連機器 661億円(同比2.5%減)
    うち、固定通信装置212億円(同比10.6%増)、基地局通信装置448億円(同比7.6%減)。固定通信装置は、防災関連機器の需要が好調であり生産 が増加しました。基地局通信装置は、昨年度に通信キャリアの設備強化需要から大幅な増加でしたがその反動でマイナスとなりました。
  • ネットワーク接続機器 213億円(同比0.7%増)
    ブロードバンド普及によるコンシューマ関連機器や自治体、企業によるBCP対策の投資が継続し昨年度に続き増加となりました。
  • 有線部品 108億円(同比9.2%増)
    リレー・中継装置関連を含む有線部品は通信インフラ関連の投資拡大により増加となりました。
図表1:生産動向推移(機種別)
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II.輸出

クリックして拡大(出所:財務省貿易統計調査)

2013年度上半期の輸出総額は1,832億円(前年同期比30.2%増)となりました。

【機種別には以下の通り】

  • 電話機及び端末機器は48億円(同比71.3%増)
    携帯電話    35億円
    ファクシミリ  2億円
    コードレスホン 1億円
    その他     9億円
  • ネットワーク関連機器は727億円(同比8.6%増)
    基地局           31億円
    データ通信機器       676億円
    その他ネットワーク関連機器 20億円
  • 部品は1,057億円(同比49.1%増)

上半期実績は、為替安定により「電話機及び端末機器」「ネットワーク関連機器」「部品」が共に前年より良化しました。特に、携帯電話が前年同期比+16億円、同比310.0%増)と部品が同比+348億円、同比49.1%増と大幅に増加しました。

地域別では、アジアは1,136億円(前年同期比36.2%増)うち、中国は470億円。北米は475億円(同比38.2%増)うち、米国444億円。欧州は139億円(同比-0.1%減)うち、EU 111億円でした。
特に、中国(同比61.1%増)と米国(同比38.4%増)への輸出が増加しました。

●輸出の地域別金額・前年同期比
1位アジア1,136億円(36.2%増)
2位北米475億円(38.2%増)
3位欧州139億円(-0.1%減)
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(出所:財務省貿易統計調査)

III.輸入

クリックして拡大(出所:財務省貿易統計調査)

2013年度上半期の輸入総額は1兆1,798億円(前年同期比27.2%増)となりました。

【機種別には以下の通り】

  • 電話機及び端末機器は7,499億円(同比56.3%増)
    携帯電話    7,400億円
    ファクシミリ   22億円
    コードレスホン  35億円
    その他      42億円
  • ネットワーク関連機器は 2,846億円(同比3.0%減)
    基地局            300億円
    データ通信機器        2,689億円
    その他ネットワーク関連機器  110億円
  • 部品は1,453億円(同比6.0%減)

上半期実績は、携帯電話が昨年度と比較し2,702億円増(57.1%増)でしたが、ネットワーク関連機器や部品がマイナスとなり、特に基地局は同比で106億円減(26.2%減)となりました。

地域別では、アジアは1兆991億円(前年同期比29.7%増)、うち中国は8,820億円。北米は433億円(同比11.8%増)うち、米国は 417億円。欧州は168億円(同比24.2%減)うち、EU は164億円でした。アジアからの輸入は、「携帯電話」「データ通信装置」「部品」の3機種合計でアジア全体の95.7%を占めています。

●輸入の地域別金額・前年同期比
1位アジア1兆991億円(+29.7%)
2位北米433億円(+11.8%)
3位欧州222億円(-24.2%)
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(出所:財務省貿易統計調査)

注)上記の概況値は、現時点での集計値です。今後、修正が入る場合もあります。

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