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2012年度 上半期(4-9月)通信機器 生産・輸出入概況 ~スマートフォンによるデータトラフィック急増が市場を牽引~

2013年1月29日

一般社団法人 情報通信ネットワーク産業協会(CIAJ)は、この度、2012年度 上半期(4-9月) 通信機器生産・輸出入の概況をまとめました。
上期の国内通信機器生産金額は、6,347億円、前年同期比5.3%の増加となり、前年同期比では8年ぶりのプラスとなりました。日本経済は、2011 年の後半からの復興需要を含む内需に支えられて、緩やかな景気回復基調でしたが、2012年8月頃より欧州各国の財政不安の再燃や新興国の景気鈍化、加え て歴史的な円高水準の高止まりなど、日本を取り巻く経済環境は再び厳しい状況に入っています。
国内の通信機器市場は、日本政府を中心とした復興需要や民間の設備投資再開により景気が良化し、国内需要は概ね緩やかな回復基調に向かい始めています。 しかし、スマートフォンをはじめとする海外企業の躍進により、グローバル市場への輸出のみならず国内市場においても国内メーカーは苦戦を強いられていま す。
輸出総額は1,407億円(同比20.4%減)、輸入総額は9,265億円(33.9%増)となりました。

I.国内生産

2012年度上半期の生産金額は6,347億円。
前年同期比+5.3%と8年ぶりの増加となった。

クリックして拡大出所:経済産業省「生産動態統計調査」クリックして拡大出所:経済産業省「生産動態統計調査」

【機種別には以下の通り】

  • 有線端末機器391億円(前年同期比▲11.2%)
  • 移動体端末機器3,353億円(同比+3.7%)
    うち、携帯電話2,995億円(同比+5.8%)
    公衆用PHS端末67億円(同比▲47.6%)
  • 有線ネットワーク関連機器 1,614億円(同比▲1.3%)
    うち、交換機619億円(同比+11.4%)
    搬送装置996億円(同比▲7.8%)
  • 無線ネットワーク関連機器679億円(同比+63.1%)
    うち、基地局通信装置 485億円(同比+323.9%)
  • ネットワーク接続機器211億円(同比+3.6%)
  • 有線部品99億円(同比+0.6%)

《2012年度上半期の主な機種の動向》

  • 有線端末機器は、市場自体縮小傾向だが、震災を機とした買い替え需要など国内需要は堅調である電話機、ファックス、インターホンは生産拠点の海外シフトにより各機種ともに大幅な減少となった。
  • 移動体端末機器は、国内メーカー各社からスマートフォンの新製品が多く発売されたことにより昨年から一転して携帯電話の国内生産が伸び、全体として約3.7%の増加となった。逆にPHSは、スマートフォンの普及により生産は大幅に減少した。
  • 有線ネットワーク関連機器は、震災対応などで局用交換機が大幅に増加したもののデジタル伝送含む搬送装置が減少し、全体として微減となった。
  • 無線ネットワーク関連機器は、固定通信装置が前年同期比を下回ったものの基地局通信装置が4倍超の増加となり、全体として大幅な増加となった。
  • ルータ、LANスイッチ等のネットワーク接続機器や有線部品関係は、震災復興や企業のBCP対策の設備強化要因から増加となった。

II.輸出

クリックして拡大(出所:財務省貿易統計調査)

2012年度上半期の輸出総額は1,407億円 (前年同期比▲20.4%)であった。

  • 電話機及び端末機器は 28億円
    携帯電話 9億円
    ファクシミリ 6億円
    コードレスホン 2億円
    その他 12億円
  • ネットワーク関連機器は 670億円
    基地局 77億円
    データ通信機器 573億円
    その他ネットワーク関連機器 20億円
  • 部品は709億円

上半期の実績を前年と比較すると、すべての機種が減少した。特に、部品(前年同期比▲256億円、同比▲25.7%)とデータ通信機器(同比▲86億円、同比▲13.1%)が大きく減少した。

地域別では、アジアは834億円(前年同期比▲21.8%・構成比59.3%)、うち中国は292億円。北米は344億円(同比▲17.7%・同比24.4%)、うち米国321億円。欧州は139億円(同比▲24.9%・同比9.9%)、うちEU 108億円であった。

特に中国への輸出が減少し同比▲40.8%であった。

●輸出の地域別金額・前年同期比
1位アジア834億円(▲21.8%)
2位北米334億円(▲17.7%)
3位欧州139億円(▲24.9%)
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(出所:財務省貿易統計調査)

III.輸入

クリックして拡大(出所:財務省貿易統計調査)

2012年度上半期の輸入総額は9,265億円(前年同期比+33.9%)であった。

  • 電話機及び端末機器は 4,787億円
    携帯電話 4,701億円
    ファクシミリ 27億円
    コードレスホン 33億円
    その他 26億円
  • ネットワーク関連機器は 2,932億円
    基地局 406億円
    データ通信機器 2,416億円
    その他ネットワーク関連機器 111億円
  • 部品は1,545億円

上半期の実績を前年と比較すると、携帯電話が3年連続して3割以上増加している。携帯電話(前年同期比+47.2%)とその他NW関連機器(同比+62.2%)が大幅に増加した。

地域別では、アジアが8,464億円(前年同期比+37.4%)、うち中国は6,110億円。北米387億円(同比+0.3%)、うち米国372億円。欧州222億円(同比▲15.7%)、うちEU 217億円であった。
アジアからの輸入は、携帯電話、データ通信装置、部品の合計額が全体の93.7%を超えた。

●輸入の地域別金額・前年同期比
1位アジア8,464億円(+ 37.4%)
2位北米387億円(+ 0.3%)
3位欧州222億円(▲ 15.7%)
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(出所:財務省貿易統計調査)

注)上記の概況値は、現時点での集計値です。今後、修正が入る場合もあります。

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