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2010年度上半期(4-9月)通信機械 生産・輸出入概況~スマートフォンで市場が活性化されるも7年連続のマイナス~

2011年1月19日

一般社団法人 情報通信ネットワーク産業協会(CIAJ)は、この度「2010年度上半期の通信機械生産・輸出入概況」を取り纏めました。
2010年度上期の通信機械生産金額は6,755億円、前年同期比9.6%の減少となりました。携帯電話は海外製品を中心としたスマートフォンにより市 場が活性化され、一般企業の設備投資も再開されてきています。またインフラ整備への投資は持続していますが、2008年度のNGN大型投資の反動などによ り昨年に続き需要は減少しました。
下半期に向けては、国内メーカーが本格参入するスマートフォン市場の動向、通信キャリアのトラフィック急増に向けた設備投資やLTE商用サービスに向けた設備投資の動向、また国内外の景気の動向などが着目されます。

1.2010年度上半期生産動向

生産金額は、6,755億円(前年同期比9.6%減)となった。前年同期比で見ると7年連続してマイナスが続いています。

【機種別動向】

①有線端末機器  441億円(前年同期2.7%減)

  • 電話機 48億円(同 5.6%減)
    →市場自体の縮小による。
  • 電話応用装置 336億円(同 0.5%増)
    内ボタン電話 155億円(同 9.3%増)
    →景気回復により民間設備投資が再開された。
  • 電信・画像装置 58億円(同 16.1%減)
    →MFPへの移行が進んでいる。

②移動体端末機器 3,869億円(同 12.2%減)

  • 携帯電話 3,448億円(同 15.1%減)
    →スマートフォンにより市場は活性化されつつあるものの海外製品が中心となっている。

③有線NW関連機器 1,770億円(同 1.6%減)

  • 交換機 654億円(同 15.9%増)
    →PBXが景気回復による民間設備投資の再開により好調に推移した。
  • 搬送装置 1,115億円(同 9.6%減)
    内デジタル伝送装置 647億円(同 13.0%減)
    →2008年度のNGN大型投資の反動により2年連続で減少した。

④無線NW関連機器 483億円(同 22.6%減)

  • 固定通信装置 313億円(同 18.3%減)
    →キャリアの設備投資が一段落ついたため。
  • 基地局 170億円(同 29.4%減)
    →既存基地局設備の更新、小型基地局の増設などによる基地局の整備は続いている。特に海外製品の導入が進んでいる。

⑤NW接続機器 114億円(同 11.7%減)

  • →一般企業の投資や通信事業者の投資は堅調に推移しているが、2008年度のNGN大型投資の反動により2年連続で減少した。

⑥有線部品 79億円(同 32.0%増)

2.2010年度上半期の輸出動向

2010年度上半期の輸出金額は2,233億円(前年同期比27.0%減)となりました。

【伸長機種】

  • その他NW関連機器34億円(同69.3%増)

【減少機種】

  • 携帯電話 8億円(同 93.7%減)
  • ファクシミリ 6億円(同69.0%減)
  • 基地局      85億円(同58.4%減)
  • データ通信機器  683億円(同 9.8%減)
  • 部品      1,402億円(同26.5%減)

【地域別実績】

  • アジア     1,511億円(同30.5%減)
    うち中国     601億円(同31.6%減)
  • 北米       419億円(同 6.6%減)
    うち米国     412億円(同 7.1%減)
  • 欧州       218億円(同19.9%減)
    うちEU      179億円(同12.7%減)

3.2010年度上半期の輸入動向

2010年度上半期の輸入金額は6,084億円(前年同期比24.6%増)となりました。

【伸長機種】

  • 携帯電話    2,339億円(同59.3%増)
  • ファクシミリ    42億円(同24.0%増)
  • コードレスホン   43億円(同51.2%増)
  • 基地局      361億円(同 99.6%増)
  • データ通信機器 1,608億円(同14.7%増)

【減少機種】

  • その他NW関連機器73億円(同 7.5%減)
  • 部品      1,584億円(同 4.4%減)

【地域別実績】

  • アジア     5,229億円(同 25.1%増)
    うち中国    3,885億円(同 52.5%増)
  • 北米       354億円(同 19.9%減)
    うち米国     333億円(同 22.1%減)
  • 欧州       387億円(同125.5%増)
    うちEU      379億円(同126.5%増)

4.2010年度下半期の着目点

2010年度後半に向けての注目点として、以下の点が挙げられます。

①スマートフォンの動向
2010年度下期以降は、国内メーカーも本格参入することにより市場が更に活性化され、スマート
フォンの本格的な普及期に向け進展していきます。
②通信キャリアの設備投資
NGN、オールIP化、FMCなどの進展、トラフィックの増加やLTE商用サービスの開始など、設備投資は継続的に行なわれると期待されます。
③ネットワーク関連機器
NGNの大型投資の反動で通信キャリア向けルーターの需要は減少しますが、LANスイッチはデータセンター向け投資や、音声/データ構内通信網への投資が期待できます。
④景気動向
設備投資の動向、雇用情勢、海外景気の下振れ懸念や為替レート・株価の変動などに注視することが重要です。

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