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第4回NGN端末相互接続試験実施のお知らせと参加募集について


2015年6月9日(火)

 HATS推進会議・マルチメデイア通信相互接続試験実施連絡会AV通信機器WGおよびHDTV会議SWGは、ファクシミリ相互接続試験実施連絡会と連携して、下記要領でNGN端末の相互接続試験を計画しております。

 今回のNGN端末相互接続試験はAPTとITUの後援を受けた国際機関との連携イベントとして実施します。海外をはじめ、試験会場以外から参加する遠隔試験にも対応いたしますので、各社開発拠点からの参加が可能です。また、今回からご希望により試験合格証書の発行も可能になりましたので、試験実績の対外的な広報活動などにもご活用いただければ幸甚です。

 NGN端末に加えてSIP端末、その他プロトコル端末によるNGN端末相互接続試験への参加も可能ですので積極的な参加をご検討頂きたく、以下のとおりご案内申し上げます。

  1. NGN擬似環境(参照点 UNI1またはUNI2)を介したVoIP端末・TV電話/TV会議端末・HDTV会議端末・MCUの外線相互接続試験
  2. ホームゲートウェイ(HGW)を介したVoIP端末の内線相互接続試験
  3. IP-FAX/MFP(多機能プリンタ)、データコネクトを使ったアプリケーション等の端末間の相互接続試験

※今回の試験で使用する相互接続試験実施要領は、上記1と2に関してはITUにて勧告化され、3に関しても今後勧告化に向け推進しております。

 NGN擬似環境にはホームゲートウェイ、オフィスゲートウェイの複数環境を用意して実施しますので異なった環境で接続試験を試すことが可能です。
NGNゲートウェイ装置には、エヌ・ティ・ティ・ソフトウェア社製の製品“Crossway” をご案内しています。今までNGN環境に接続したことのないSIP端末をNGN擬似環境に接続した試験を試すことが可能です。SIP以外のインタフェースについてはGWを持参することで参加が可能です。

 つきましては、第4回NGN端末相互接続試験への参加を希望される方は、2015年6月26日(金)までに下記「3.お知らせいただきたい内容」についてご記入の上、「2.申し込み・問い合せ先」の事務局までE-mailでお申し込みください。

 また、従来のSIP相互接続試験(VoIP基本試験、付加サービス試験)、MPEG-4相互接続試験(MPEG-4、H.264)、及びMPEG-4/H.264画像でH.323接続試験の実施を希望される場合も
「3.お知らせいただきたい内容」についてご記入の上、お申し込みください。

1.第4回NGN端末相互接続試験実施要綱

(1)試験時期

2015年7月14日(火)〜(最長)16日(木) 午前
[終了日は参加機器数により変わります]

(2)試験場所

情報通信ネットワーク産業協会(CIAJ)内会議室
東京都港区浜松町2-2-12 JEI浜松町ビル3F

(3)試験対象

1) VoIP端末
2)-1 TV電話・TV会議端末
2)-2 HDTV電話/HDTV会議端末、HDTV対応多地点接続装置(MCU)
3) IP-FAX/MFP(多機能プリンタ)、データコネクトを使ったアプリケーション等

(4)試験内容

試験内容(全参加端末間での他社総当たり試験を原則とします)
以下の各実施要領は http://www.ciaj.or.jp/hats/japanese/guideline.html から入手できます。

1) VoIP端末
■NGN端末間相互接続試験実施要領(VoIP)  HATS-J-101-V1.1
(第1.1版 2013年6月7日:HATS推進会議)に沿って実施します。

2) TV電話・TV会議端末/HDTV電話/HDTV会議端末/HDTV対応多地点接続装置(MCU)
■NGN端末間相互接続試験実施要領(TV電話・TV会議)  HATS-J-102-V1.2
(第1.2版 2014年6月5日:HATS推進会議)に沿って実施します。

但し、HDTV電話/HDTV会議端末、HDTV対応多地点接続装置(MCU)の試験プロファイルはH.264 BP@L3.1 (JJ-40.30 AVSIP-3b推奨) に限定します。
また、外線接続での試験のみとし、内線接続での試験は実施しません。

3) IP-FAX/MFP(多機能プリンタ)、データコネクトを使ったアプリケーション等 (※1)
@IP-FAX/MFP(多機能プリンタ)
■NGN端末間相互接続試験実施要領(T.38/IP-FAX)  HATS-J-103-V1.0
(第1版 2012年3月29日:HATS推進会議)
NGN端末間相互接続試験実施要領(T.38/IP-FAX)ANNEX  HATS-J-103.1-V1.1
(第1.1版 2013年5月23日:HATS推進会議)に沿って実施します。

Aデータコネクトを使ったアプリケーション
■NGN端末間相互接続試験実施要領(JJ-40.20(コンテンツ転送))  HATS-J-104-V1.0
(第1版 2012年3月29日:HATS推進会議)に沿って実施します。

 (※1)ファクシミリ相互接続試験実施連絡会と連携を図って実施します。

(5)注意事項
  1. 1社で複数の端末の参加をされる方は、全ての機種の同時接続試験が可能な様に担当者の参加をお願いします。
  2. 接続条件を開示したUNI仕様書等のインタフェース仕様については各社にてNTT東日本・NTT西日本と必要な所定の手続きを行って入手してください。
  3. 接続試験への参加にはHATS推進会議マルチメデイア通信相互接続試験実施連絡会、ファクシミリ相互接続試験実施連絡会への参加手続き(有償)が必要となります。詳しくは事務局までお問い合わせください。
  4. 用意するNGNゲートウェイ装置は全ての非NGN環境SIP端末をNGN擬似環境に接続することを保証するものではありません。また接続できない場合の解析や変更対応等には応じられません。またNGNゲートウェイ装置を使用して接続試験に参加した機器については結果でその旨を明記します。
(6)第4回NGN端末相互接続試験 事前説明会

 参加をご検討される方への試験内容、注意事項などの事前説明会を以下の通り実施します。第4回NGN端末相互接続試験に興味を持たれた方は是非ともご参加下さい。
日時:2015年6月17日(水) 16:00-17:00
場所:一般社団法人 情報通信ネットワーク産業協会(CIAJ)  F・G会議室

(7)国際機関との連携について

 今回のNGN端末相互接続試験はAPTとITUの後援を受け(※2)、遠隔試験による海外からの参加も呼び掛けて実施します。昨年の第2回APT/ITU  C&Iイベントに日本からタイ・バンコクの試験会場に遠隔参加した経験に基づき策定した遠隔試験手順書(案)を用いて相互接続試験を実施します。
この接続試験の成果については9月の第3回APT/ITU  C&Iイベント(※3)でのワークショップ、並びに10月のCEATEC JAPANのHATSコンファレンスにおいて発表予定です。

(※2) ITUインターロップイベント関連情報
HATS Interoperability event on NGN supported by ITU and APT

ITU: International Telecommunication Union
APT: Asia-Pacific Telecommunity

1) ITU勧告化の取り組み
 VoIP端末、TV電話・TV会議端末のNGN端末間相互接続試験実施要領に基づいた勧告化に続き、IP-FAXの試験実施要領に基づいた勧告草案もITU-T SG11にインプットしてきました。本草案は4月のSG11会合で合意(consent)されました。今後承認手続きを経てITU-T勧告Q.3951として成立する予定です。

2) 第3回APT/ITU C&I イベント関連情報(※3)
 HATSで実施してきたNGN端末相互接続試験の活動成果を、2013年9月と2014年8月にタイのバンコクで開催されたAPT/ITU Conformance and Interoperabilityイベントでのワークショップにて発表してきました。またHATSのNGN端末相互接続試験への参加企業が中心となってAPT/ITU C&I イベントでのNGNエンド-エンドサービスのインタオペラビリティテストを実施しました。
 今回もAPT/ITU C&I イベントが企画されています。今回は上述の通り、HATSのNGN端末相互接続試験をAPT/ITU後援イベントとしてNGNエンド-エンドサービスのインタオペラビリティテストを実施し、ワークショップにて成果発表を行うことで今まで以上に積極的な活動を検討して参ります。


2.申し込み・問い合わせ先

事務局 : 一般社団法人 情報通信ネットワーク産業協会(CIAJ) 大坪、小形
E-mail : mm-av[at]ciaj.or.jp
電話 : 03-5403-9354
FAX : 03-5403-9360


3.お知らせいただきたい内容(Word 99KB)
添付ファイルに記入いただき、上記事務局宛にご提出いただきますよう、お願い致します。


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