WCAG 2.0 達成方法集

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G206: レイアウトを切り替えるオプションをコンテンツの中で提供して、利用者が横スクロールをしなくてもテキストの行を読めるようにする

達成方法に関する重要な情報

これらの達成方法(参考)の使用法及び、それらがWCAG 2.0 達成基準(規定)とどのように関係するかに関する重要な情報については、WCAG 達成基準の達成方法を理解するを参照のこと。適用(対象)セクションは、その達成方法の範囲について説明しており、特定の技術に関する達成方法があるからといって、WCAG 2.0 を満たすコンテンツを作成する際に、常にその技術が使用可能であるわけではない。

適用(対象)

スタイル切り替えをサポートしている全てのウェブコンテンツ技術

これは、次の達成基準に関連する達成方法である:

解説

制作者は、横スクロールを必要とするようなレイアウトを使用することがある。その場合でも、横スクロールを必要とせずに1行のテキストを読めるレイアウトに切り替えるオプションをコンテンツ内で提供することで、達成基準を満たすことができる。これは、標準的なスタイル切り替えの技術を用いることで達成できる。

コンテンツにアクセスするために横スクロールが必要であっても、1行のテキストを読む際に横スクロールが必要ないようにコンテンツをレイアウトしている場合は、達成基準を満たすことに注意すること。

例えば、スプレッドシートで横スクロールを必要とするが、個々の列内で横スクロールが必要ないような場合は許容される(すなわち、他の列を見るためだけにスクロールが必要で、個々の列の左端や右端を表示するのにスクロールを必要としないような場合)。

注記: この達成方法は、適合していないなコンテンツに代わって適合している代替版のページを表示させるためのスタイル切り替え技術と組み合わせて使うこともできる。詳細は、C29: 適合している代替版を提供するために、スタイル・スイッチャーを使用する 及び 適合している代替版を理解する を参照のこと。

事例

事例 1

不動産会社がオンラインのアニュアルレポートを印刷版と同じレイアウトで提供していて、1行のテキストを読むために横スクロールを必要としている。スタイルシートを切り替えるコントロールがページにあり、横スクロールを必要としないレイアウトを提供している。

事例 2

金融のスプレッドシートがオンラインにある。1月の住宅市場の動向がテキストで説明されている。右側の画面外に、9月の住宅市場の動向を説明した列がある。利用者は9月エリアに右スクロールでき、ウィンドウ幅が最大の時に、更に横スクロールをしなくてもその列にある全てのテキストが読める。

検証

チェックポイント

  1. 最大ウィンドウ幅で横スクロールが必要なコンテンツを開く。

  2. 1行のテキストを読むために横スクロールが不要になるように切り替えられるオプションがコンテンツに含まれている。

  3. そのオプションを有効にする。

  4. すべての行のテキストを読むために横スクロールが必要ないことを確認する。

判定基準

この達成方法が「十分な達成方法」の一つである場合、このチェックポイントや判定基準を満たしていなければ、それはこの達成方法が正しく用いられていないことを意味するが、必ずしも達成基準を満たしていないことにはならない。場合によっては、別の達成方法によってその達成基準が満たされていることもありうる。