WCAG 2.0 達成方法集

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G203: 話者が話すのみの映像を説明するために、静的な代替テキストを使用する

達成方法に関する重要な情報

これらの達成方法(参考)の使用法及び、それらがWCAG 2.0 達成基準(規定)とどのように関係するかに関する重要な情報については、WCAG 達成基準の達成方法を理解するを参照のこと。適用(対象)セクションは、その達成方法の範囲について説明しており、特定の技術に関する達成方法があるからといって、WCAG 2.0 を満たすコンテンツを作成する際に、常にその技術が使用可能であるわけではない。

適用(対象)

話者が話すのみの映像

これは、次の達成基準に関連する達成方法である:

解説

この達成方法の目的は、映像部分に含まれる、重要なタイムベースの情報がない同期されたメディアの音声についての解説に対する代替手段を提供することである。これは、特に、記者会見や社長の会見、政府の公式発表などの変化しない背景の前で話している人物の「語り手の顔」のビデオを指す。この場合、音声解説が保障するであろう「重要な視覚的詳細情報」はない。

一人の人物が変化しない背景の前で話している場合は、音声解説は必ずしも必要ない。なぜなら、この映像には、内容を理解するために「重要」な時間依存の視覚的情報がないためである。周囲の状況が変化しないため、映像にプログラム的に関連付けられた代替テキストのような、マルチメディアではない静的なフォーマットで記述できる。

この場合、静的なテキストによる代替を用意し、周囲の状況や文脈の説明、オープニング/クロージングクレジット、語り手の名前、その他基本的な情報など、画面に映りながら音声として聞くことができないものの一般的な解説をすれば足りる。

この達成方法は、複数の語り手がおり、音声ではそれぞれの新しい語り手が明確でないが、視覚的なテキストで明確にされているような状況では適用されない。その場合は音声解説を用いるべきであり、この達成方法は適用されない。

事例

事例 1: 事例1: 株主に語りかけているCEOの映像

CEOがオフィスで株主に語りかけている。この映像の冒頭には、日付の入ったタイトルカットがある。話が始まると、映像の下部に「XYZ社 社長 John Doe」とテキストが出てくる。映像の最後には「制作 Honest TV Productions Ltd.」とタイトルクレジットが出てくる。

代替として、映像の下にaria-describedby属性で映像ファイルと関連づけられた段落があり、「6月22日 John Doe XYZ社 社長 オフィスにて撮影。Honest TV Productions Ltd.制作」と書かれている。

検証

チェックポイント

  1. 映像トラックの中に時間依存の重要な情報がない。

  2. そのメディアにプログラムで関連付けられた解説が、音声に含まれていない内容の文脈を説明している(例えば、語り手の紹介、クレジット、文脈など)。

判定基準

この達成方法が「十分な達成方法」の一つである場合、このチェックポイントや判定基準を満たしていなければ、それはこの達成方法が正しく用いられていないことを意味するが、必ずしも達成基準を満たしていないことにはならない。場合によっては、別の達成方法によってその達成基準が満たされていることもありうる。