WCAG 2.0 達成方法集

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G168: 選択されたアクションを続行するために確認を求める

達成方法に関する重要な情報

これらの達成方法(参考)の使用法及び、それらがWCAG 2.0 達成基準(規定)とどのように関係するかに関する重要な情報については、WCAG 達成基準の達成方法を理解するを参照のこと。適用(対象)セクションは、その達成方法の範囲について説明しており、特定の技術に関する達成方法があるからといって、WCAG 2.0 を満たすコンテンツを作成する際に、常にその技術が使用可能であるわけではない。

適用(対象)

全てのウェブコンテンツ技術

これは、次の達成基準に関連する達成方法である:

解説

この達成方法の目的は、選択されたアクションが利用者の意図どおりであるかどうか、利用者に対して確認を求めることである。アクションが遂行された後では取消が不可能な場合は、この達成方法を用いる。これによって、利用者が誤ってフォームを送信してしまったり、データを削除してしまったりすることを防ぐことができる。

例えば、利用者が想定していた「送信」ボタンと「キャンセル」ボタンの提示順序が、システムの設定とは逆だった場合、ボタンを早く押し過ぎて予想とは違う順序であることに気付かないことによって、誤操作が起こりうる。利用者に確認の要求を提示することで、間違いに気付き、データの送信を中止する、又は入力したデータが失われないようにすることができる。

確認の要求では、選択されたアクション、及びアクションを継続した場合の結果を利用者に伝えるべきである。

事例

事例 1: 飛行機を利用した旅行

オンラインの旅行サイトで、利用者はいろいろな航空会社の座席の予約をして、旅程表を作成することができる。利用者はその時点での旅程表を確認して、修正したり、キャンセルしたりすることができる。旅行の予定をキャンセルしたいとき、ウェブページ上でその予約を見つけて、旅程表から削除する。このアクションで彼の座席の予約はキャンセルされ、元には戻らなくなる。利用者は選択したアクションによって現在の座席の予約がキャンセルされ、アクションが実行されると同じフライトでの予約が不可能になることを知らされる。利用者は予約を取り消してよいか、又は予約の取消を中止するかの確認を求められる。

事例 2: ウェブメール

ウェブメールのアプリケーションが、インターネットにつながっている場所ならどこからでもアクセスできるように利用者の電子メールをサーバー上に保存している。利用者が電子メールのメッセージを削除する場合、間違って削除してしまっても取り出すことができるゴミ箱フォルダーにメッセージは移動される。ゴミ箱フォルダのメッセージをサーバーから削除するための「ゴミ箱を空にする」コマンドがある。ゴミ箱フォルダーが空にされると、メッセージは2度と取り出すことはできなくなる。そのため、ゴミ箱フォルダーを空にする前に、利用者はゴミ箱フォルダの電子メールを削除してよいか、又は削除するのを中止するかの確認を求められる。

事例 3: オンライン上の試験

試験の答案の回収用にフォームが使用されている。「送信」ボタンまたは「リセット」ボタンが選択されると、ウェブページ上で、どちらを選択したかが表示され、続行してよいか確認を求められる。事例 1:「フォームをリセットするを選択しました。入力したデータは全て削除され、回答は送信されません。フォームをリセットしますか? [はい ボタン][いいえ ボタン]」。事例 2:「フォームを送信するを選択しました。入力されたデータはあなたの最終回答として送信され、変更することができなくなります。フォームを送信しますか?[はい ボタン][いいえ ボタン]」。

事例 4: 株取引

株取引のサイトで利用者は株や他の証券の売買ができる。取引時間内に利用者が取引を行った場合、取引は即時に処理され、変更不可能であるということがダイログで提示される。ダイアログには、「続ける」ボタンと「中止する」ボタンがある。

検証

チェックポイント

  1. 破棄又は変更が不可能なアクションを始める。

  2. 選択されたアクションに対して、確認の要求が提示される。

  3. アクションを確定することができる、及びアクションを取り消すことができる。

判定基準

この達成方法が「十分な達成方法」の一つである場合、このチェックポイントや判定基準を満たしていなければ、それはこの達成方法が正しく用いられていないことを意味するが、必ずしも達成基準を満たしていないことにはならない。場合によっては、別の達成方法によってその達成基準が満たされていることもありうる。