WCAG 2.0 達成方法集

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FLASH35: Flash コンテンツをスクロールさせて、それを停止させるメカニズムを提供するために、スクリプトを使用する

達成方法に関する重要な情報

これらの達成方法(参考)の使用法及び、それらがWCAG 2.0 達成基準(規定)とどのように関係するかに関する重要な情報については、WCAG 達成基準の達成方法を理解するを参照のこと。適用(対象)セクションは、その達成方法の範囲について説明しており、特定の技術に関する達成方法があるからといって、WCAG 2.0 を満たすコンテンツを作成する際に、常にその技術が使用可能であるわけではない。

適用(対象)

これは、次の達成基準に関連する達成方法である:

ユーザエージェント及び支援技術によるサポート

FLASH35 に関するユーザエージェントサポートノート (英語)を参照のこと。Flash テクノロジーノートも参照。

解説

この実装方法の目的は、コンテンツのスクロールがスクリプトによって生成された場合に、そのスクロールを停止する方法を利用者に提供することである。コンテンツをスクロールさせると、ロービジョンの利用者または認知障害を持つ利用者にとって読解が困難または不可能になる場合がある。また、利用者によっては、スクロールの動きに気を取られてしまい、ウェブページの他の部分に集中できなくなる場合がある。

事例

事例 1: スクロールの一時停止と再開を行うためのトグルボタン

この事例では、テキストを左から右にスクロールさせている。利用者がこのスクロール動作を停止および再開できるようにするためのトグルボタンが用意されている。また、スクロールの速度を落とすためのチェックボックスも用意されている。

注記: スクロール速度のオプションについて、この事例で紹介されているよりも多くのオプションを希望する利用者もいる。こうした要求を満たすために、コンテンツ制作者はスライダやドロップダウンリストなどのコントロールを使用して、複数の速度オプションを提供することも可能である。

コード例:

import fl.accessibility.ButtonAccImpl;
import fl.accessibility.CheckBoxAccImpl;

ButtonAccImpl.enableAccessibility();
CheckBoxAccImpl.enableAccessibility();

var scrollInterval: int;
var intervalLength: int = 15;

var expandedViewer: MovieClip = exampleScroller.expandedViewer;
var scrollText: MovieClip = exampleScroller.scrollText;
var scrollViewer: MovieClip = exampleScroller.scrollViewer;

var scrollingPaused: Boolean = true;

scrollStopper.addEventListener(MouseEvent.CLICK, handleBtnClick, false);
slowDown_chk.addEventListener(MouseEvent.CLICK, handleChkClick, false);

function handleBtnClick(e) {
  toggleScroll(false);
  e.target.label = scrollingPaused? "Resume Scrolling": "Stop Scrolling";
}

//スクロール速度を下げる
function handleChkClick(e) {
  intervalLength = e.target.selected? 50: 15;
  if (! scrollingPaused) {
    clearTimeout(scrollInterval);
    toggleScroll(true);
  }
}

//スクロールを一時停止または再開する
function toggleScroll(noToggle: Boolean) {
  if (noToggle || scrollingPaused)
  scrollInterval = setInterval(moveText, intervalLength); else
  clearTimeout(scrollInterval);
  if (! noToggle)
  scrollingPaused = ! scrollingPaused;
}

function moveText() {
  if (scrollText.x + scrollText.width < scrollViewer.x)
  scrollText.x = scrollViewer.x + scrollViewer.width;
  scrollText.x -= 1;
}

//スクロールを開始する
toggleScroll(false);

この実例は、スクロールの一時停止と再開を行うためのトグルボタンのサンプル(英語)で確認できる。また、スクロールの一時停止と再開を行うためのトグルボタンのソース(英語)をダウンロードすることもできる。

検証

チェックポイント

Flash ムービーにスクロールするコンテンツが含まれている場合、次のことを確認する。

  1. 利用者がスクロールを一時停止したり再開したりすることのできるボタンが提供されている。

  2. ボタンを押すと、スクロールが停止する。

  3. もう一度ボタンを押すと、スクロールが再開する。

判定基準

この達成方法が「十分な達成方法」の一つである場合、このチェックポイントや判定基準を満たしていなければ、それはこの達成方法が正しく用いられていないことを意味するが、必ずしも達成基準を満たしていないことにはならない。場合によっては、別の達成方法によってその達成基準が満たされていることもありうる。