WCAG 2.0 達成方法集

Skip to Content (Press Enter)

-

FLASH21: 列見出しとデータセルを関連付けるために、DataGrid コンポーネントを使用する

達成方法に関する重要な情報

これらの達成方法(参考)の使用法及び、それらがWCAG 2.0 達成基準(規定)とどのように関係するかに関する重要な情報については、WCAG 達成基準の達成方法を理解するを参照のこと。適用(対象)セクションは、その達成方法の範囲について説明しており、特定の技術に関する達成方法があるからといって、WCAG 2.0 を満たすコンテンツを作成する際に、常にその技術が使用可能であるわけではない。

適用(対象)

これは、次の達成基準に関連する達成方法である:

ユーザエージェント及び支援技術によるサポート

FLASH21 に関するユーザエージェントサポートノート (英語)を参照のこと。Flash テクノロジーノートも参照。

解説

この実装方法の目的は、データテーブルで視覚的に示されている情報とそれらの関連性を、プログラムが解釈できるようにすることである。具体的には、テーブルの列見出しとそれに対応するデータセルの関連性を支援技術が解釈できるようにする必要がある。Flash では、この実現方法として DataGrid コンポーネントを使用できる。DataGrid コンポーネントでアクセシビリティを有効にした場合、Flash はグリッドの行のアクセシブルな名前を支援技術に渡す際に、各セルの値の前に自動的に列名を付加する。例えば、次のスクリーンショットの行は、スクリーンリーダーによって「13行中の6行目 Name Patty Crawford Bats L Throws L Year Jr Home Whittier, CA」と読み上げられる。

注記: Flash の DataGrid コンポーネントは列見出しのみをサポートし、行見出しはサポートしていない。

画面スクリーンショット:6行目が強調表示されたDataGrid コンポーネント

事例

事例 1: 統計データのテーブル

この事例では、DataGrid コンポーネントを動的に作成し、そのデータプロバイダとして静的なデータが使用されている。import fl.accessibility.DataGridAccImpl; DataGridAccImpl.enableAccessibility(); は、Datagrid コンポーネントのアクセシビリティを有効にするために必要な行である。

コード例:

import fl.accessibility.DataGridAccImpl;
DataGridAccImpl.enableAccessibility();

import fl.data.DataProvider;
bldRosterGrid(aDg);
var aRoster: Array = new Array();
aRoster = [ {
  Name: "Wilma Carter", Bats: "R", Throws: "R", Year: "So", Home: "Redlands, CA"}, {
  Name: "Sue Pennypacker", Bats: "L", Throws: "R", Year: "Fr", Home: "Athens, GA"}, {
  Name: "Jill Smithfield", Bats: "R", Throws: "L", Year: "Sr", Home: "Spokane, WA"}, {
  Name: "Shirley Goth", Bats: "R", Throws: "R", Year: "Sr", Home: "Carson, NV"}, {
  Name: "Jennifer Dunbar", Bats: "R", Throws: "R", Year: "Fr", Home: "Seaside, CA"}, {
  Name: "Patty Crawford", Bats: "L", Throws: "L", Year: "Jr", Home: "Whittier, CA"}, {
  Name: "Angelina Davis", Bats: "R", Throws: "R", Year: "So", Home: "Odessa, TX"}, {
  Name: "Maria Santiago", Bats: "L", Throws: "L", Year: "Sr", Home: "Tacoma, WA"}, {
  Name: "Debbie Ferguson", Bats: "R", Throws: "R", Year: "Jr", Home: "Bend, OR"}, {
  Name: "Karen Bronson", Bats: "R", Throws: "R", Year: "Sr", Home: "Billings, MO"}, {
  Name: "Sylvia Munson", Bats: "R", Throws: "R", Year: "Jr", Home: "Pasadena, CA"}, {
  Name: "Carla Gomez", Bats: "R", Throws: "L", Year: "Sr", Home: "Corona, CA"}, {
  Name: "Betty Kay", Bats: "R", Throws: "R", Year: "Fr", Home: "Palo Alto, CA"}
];
aDg.dataProvider = new DataProvider(aRoster);
aDg.rowCount = aDg.length;

function bldRosterGrid(dg: DataGrid) {
  dg.setSize(400, 300);
  dg.columns =[ "Name", "Bats", "Throws", "Year", "Home"];
  dg.columns[0].width = 120;
  dg.columns[1].width = 50;
  dg.columns[2].width = 50;
  dg.columns[3].width = 40;
  dg.columns[4].width = 120;
  dg.move(50, 50);
};

この実例は、統計データのテーブルのサンプル(英語)で確認できる。また、統計データのテーブルのソースをダウンロードすることもできる。

検証

チェックポイント

テーブル形式のデータを含む Flash コンテンツで以下を実行する。

  1. Internet Explorer 6 以降(Flash Player 6 以降を使用)、または Firefox 3 以降(Flash Player 9 以降を使用)で SWF ファイルを開く。

  2. オブジェクトのアクセシビリティ名を表示できる ACTFa Designer 1.0 などのツールを使用して Flash ムービーを開く。

  3. GUI 概要パネルでデータグリッドの行とセルのアクセシビリティ名を調べて、見出しデータとデータセルのデータがともに存在する。

  4. コンテンツ制作者は、テストにスクリーンリーダーを使用することもできる。その場合は、Flash コンテンツを読み上げて音声を聞き、データグリッドが読み上げられる際に見出しとデータセルのデータが読み上げられる。

  5. または、Flash オーサリングツールで、DataGrid コンポーネントを使用してデータが構造化されており、DataGridAccImpl.enableAccessibility メソッドによって DataGrid がアクセシブルになっている。

判定基準

この達成方法が「十分な達成方法」の一つである場合、このチェックポイントや判定基準を満たしていなければ、それはこの達成方法が正しく用いられていないことを意味するが、必ずしも達成基準を満たしていないことにはならない。場合によっては、別の達成方法によってその達成基準が満たされていることもありうる。